すべての通貨が蝕まれていく中で

最初にサブプライムウイルスに感染したのは米ドルであった。始めは単なるかぜかと思っていたのだが、知らないうちに肺炎になっていた。そこで緊急入院する事になったのだが、すでにポンドとユーロに感染した後であった。気がつけば世界の通貨は大半が感染を起こしてしまい汚染されたものとなっていたのである。やがて投資家たちはすべての通貨が減価をはじめる時、感染していない通貨の存在に気がつくはずである。そう、すべてはゴールドのためにあるのだ。
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サブプライムウイルスの感染力は強い

サブプライムウイルスの世界的なパンデミックが始まった。イギリス9位の住宅金融機関ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)が国有化され、預金はスペインの大手銀サンタンデールに引き継がれるようである。ベルギー・オランダ系金融サービス大手フォルティスにベルギー、オランダ、ルクセンブルクのベネルクス3国が112億ユーロ(約1兆7300億円)の出資を決め、フォルティスは一部国有化されることとなった。アイスランド政府は同国第3位のグリトニル銀行株式の75%を取得し、政府管理下に置いたと発表した。

今日1日でイギリス、ベルギー、アイスランドと次々と銀行が国有化されていった。まるで悪夢を見ているようだ。特にフォルティスは衝撃的だった。これらの影響で金融機関の経営破綻がさらに広がるとの懸念から、市中銀行による資金抱え込みの動きが強まっている。米国と同じような事が欧州で起こり始めている。ポンドがドルに対して大幅下落し、3ヶ月物ユーロLIBORのスプレッドが、過去最高の100bpに拡大した。また、アイスランドクローナは対ユーロで下落、最安値を更新した。まだこれは始まりに過ぎないのだろう。