ダウ暴落の1日が過ぎた

ダウの暴落には朝起きてびっくりしたが、777ドル安とは恐れ入った。ナスダックも大きな下げであった。もっと驚いたのは金融安定化法案が否決されていたことである。今日と言う日は記憶に残る1日となるのだろう。不思議なのは香港市場がプラスで引けている事であるが、信じられないことだ。潮目の変化を感じずにはいられないが、今日1日で判断するのは早いのかもしれない。

VIX指数は34.5%上昇し過去最高の46.72をつけている。LIBORは跳ね上がったまま落ちてこない。ドルだけでなくユーロまで調達が難しくなっているようである。この状況に対してゴールドの動きはややおかしい。相変わらずジグザグ走行をしている。吹き上げてもおかしくないのだが、上がると下げられ、また上がるを繰り返している。あと欠けている条件とは何なのか?
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すべての通貨が蝕まれていく中で

最初にサブプライムウイルスに感染したのは米ドルであった。始めは単なるかぜかと思っていたのだが、知らないうちに肺炎になっていた。そこで緊急入院する事になったのだが、すでにポンドとユーロに感染した後であった。気がつけば世界の通貨は大半が感染を起こしてしまい汚染されたものとなっていたのである。やがて投資家たちはすべての通貨が減価をはじめる時、感染していない通貨の存在に気がつくはずである。そう、すべてはゴールドのためにあるのだ。

サブプライムウイルスの感染力は強い

サブプライムウイルスの世界的なパンデミックが始まった。イギリス9位の住宅金融機関ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)が国有化され、預金はスペインの大手銀サンタンデールに引き継がれるようである。ベルギー・オランダ系金融サービス大手フォルティスにベルギー、オランダ、ルクセンブルクのベネルクス3国が112億ユーロ(約1兆7300億円)の出資を決め、フォルティスは一部国有化されることとなった。アイスランド政府は同国第3位のグリトニル銀行株式の75%を取得し、政府管理下に置いたと発表した。

今日1日でイギリス、ベルギー、アイスランドと次々と銀行が国有化されていった。まるで悪夢を見ているようだ。特にフォルティスは衝撃的だった。これらの影響で金融機関の経営破綻がさらに広がるとの懸念から、市中銀行による資金抱え込みの動きが強まっている。米国と同じような事が欧州で起こり始めている。ポンドがドルに対して大幅下落し、3ヶ月物ユーロLIBORのスプレッドが、過去最高の100bpに拡大した。また、アイスランドクローナは対ユーロで下落、最安値を更新した。まだこれは始まりに過ぎないのだろう。

今週は思わぬ大型破綻があるかも

米上院本会議はGMなどビッグスリーが要求していた総額250億ドルの政府低利融資を盛り込んだ法案を可決したようである。既に下院も通過しており、ブッシュ大統領が署名すれば成立する。低利融資制度は新車の燃費基準の改善を義務付けた昨年12月成立の修正エネルギー法に盛り込まれているが予算措置がまだだったという。

現在、ドルの流動性は著しく障害を受けており、融資は得られにくい。ましてや格付けがBマイナスやCCCプラスの企業群が250億ドルもの融資を得られるわけが無い。低利融資制度は修正エネルギー法に盛り込まれたものであるが、実際は資金繰りに苦しむビッグスリーを救済する救済法案だと思う。格付けがこのクラスの企業群は資金繰りはなんともならないだろう。これからは思わぬ大型破綻が飛び出してくる可能性があることを肝に銘じておこう。

先週の金価格

9月   London  NY(COMEX)
22日  889.00   898.30
23日  899.00   892.70
24日  896.00   881.90
25日  888.50   875.80
26日  902.00   877.80

平均  (819.37)

*先週後半のNYの下げは不自然ですね。月曜日を除いてLondonが高くてNYで下げるを繰り返しています。動きの幅が週末に行くに従って拡大しています。特に25日、26日の下げ方が異常だったのが分かります。ボラティリティは今週も拡大傾向にあると見ています。

緊急事態だと思うのだが・・・

金融安定化法案を纏めようとしていたのか、それとも混乱させようとしたのか、分からないがマケインが出てきて協議が迷走し出してしまったらしい。いったい何が狙いなのか?選挙戦を睨んだものだとの批判があるようだが、遊んでいる場合ではない。実際どこまで煮詰まっていたのかは知らないが、こいつが可決されないとやっぱり大変なことになるだろう。

今、ドル市場は壊滅状態で資金の出し手がいなくなり、翌日物以外は取引が皆無となっている。それは金融機関の相互不信で市場の流動性が干上がっているからである。そのためLIBORも上昇が止まらない。FRBは連日膨大な流動性を供給しているが、それらの資金は市場に放出されず、金融機関がそのまま握り締めているのが現状でまったく効果が出ていない。

金融機関が流動性を供給しないでいるともちろん不景気になっていく。今や米国の金融機関は完全に機能不全となっているのである。消えたドルは何処へ行ったのか?そんな中でデフォルトが無いと思われている米国債(1ヶ月物)への資金流入は止まらないようで利回りはゼロに近づいている。ここに来ていたのだ。

バーナンキFRB議長は「既に弱まっている米経済に脅威となっている金融市場が機能停止すれば、住宅市場の低迷はより長期化、深刻化する」と言っていた。今は何としても金融安定化法案は可決させなければならない。7000億ドルで何とかなるとは思えないが、一部でも不良債権と金融機関を分離しなければ機能を取り戻す事ができないのである。今は一刻を争う状況なのである。どうもマケインはよく分かっていないようだ。

取り付け騒ぎが怖いが・・・

ワシントン・ミューチュアルが破綻してしまったが、その影には相当数の預金の引き出しがあったようである。こういった事態の時に怖いのは取り付け騒ぎであるが、実際銀行はそれほど多くの資金を銀行には置いていない。あっという間に資金不足に陥り、破綻してしまうなんてのは洒落にならない。あまりニュースでは取り上げられていないようだが、意図的に伝えられていないものと思う。このクラスの銀行でそういったことが起こるということは何処ででも起こるということになり、すべての銀行にとっての脅威となるからである。同時に金価格に火柱が上がったが、これはかなり危険なサインであったため沈静化されたものと思われる。今後は相場が一瞬で劇的に変わってしまうようなことが起こるのかもしれない。王様は裸なのだが、誰も裸とは言わない。誰かが裸だと言ってしまえば終わるのかもしれないが、それを認識するのに物凄く時間がかかる。先日は1日でゴールドが80ドルも動いて驚いたが、そんなの可愛いものだったと思える日がくるのかもしれない。

米国債が売られる?

PIMCOはこれまで安全資産として買われてきた米国債を売却する時期にきている可能性があるとの見方を示している。米金融安定化法案は成立間近かもしれないが、7000億ドルの財政出動は累積赤字の膨張とインフレをもたらす。PIMCOはインフレが上昇すれば長期債の価値は損なわれるかもしれないと指摘している。すでに米国債のCDSは上昇を続けている。この状態で米国債のトリプルAは維持可能なのだろうか?ひょっとするとS&Pやムーディーズは意図的に格付けを維持するかもしれない。それでも米国債が売られだすときは恐らくやって来るだろう。また、住宅価格が下げ止まらない中、財政出動は7000億ドルでは到底追いつかないだろう。どうなっていくのか依然として不透明であることに変わりはない。

何故それほど急ぐのか?金融安定化策

今日はバーナンキFRB議長とポールソン米財務長官の議会証言があったようだが、是が非でも金融安定化策を今週中に成立させたいようである。議会側から早期承認に否定的な発言が多かったようであるが、何故それほど急がなければならないのか?ということが問題なのである。来月何か起こるというのだろうか?今、金融機関から不良債権を切り離さなければならない理由があるというのか?10月危機説、急浮上というところか。

*明日は仕事の都合により、ブログの更新は休止いたします。

ジグザク走行を始めたゴールド

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ゴールドは900ドルのキープは出来なかったようだ。上げ続けるよりもジグザク走行をしてくれた方が安心感はあるが、900ドルはキープして欲しかったところである。相変わらず判断が難しいセンを狙って動いてくれる。ただ、金ETFの買い方が止まらないのはどういうことだろう。7月の相場が良かった時も同じように買いが強く、金価格の下落と共に買いがぴたりと止まっている。今、振り返ると判断材料としては分かり易かったと言える。ということはまだ大丈夫なのか?

*金ETF残高877.30トン+62.85(9/24現在)

金融ばかりに目が行くが・・・

どうも最近、金融会社ばかりに目が行くが、米自動車ビッグスリーも難題を突きつけられている。自動車販売台数の減少は目を覆うばかりで原油高と相まって大型車やピックアップトラックは特にダメージが大きい。格付け会社の格付けもなぜかこのセクターに関しては正当な評価をしている。S&PはGMとフォードをBマイナス、クライスラーはCCCプラスに評価している。GMとフォードは投機的水準でクライスラーはいつ潰れてもおかしくない水準である。米政府はこれらの企業を金融会社のように救済するのだろうか?金融だけが特別扱いというのは不公平だと思うが、これから景気減速が鮮明になってくるとこのクラスの大企業も破綻リスクにさらされるだろう。困っているのは金融だけではない。

金投資家にとっては綺麗な流れだが・・・

昨夜のNYダウは再び大きな下げとなったようだ。ただ、今は空売り規制の真っ只中で暴落はしないと思っていただけに衝撃は大きい。これでは空売り規制が終了したらタダではすまない。昨夜は原油の高騰もあり、ドルも売られたためゴールドにとっては良い環境となった。そのためゴールドは強い抵抗線と見られる900ドルをあっさりと越えてしまいブレイクアウトしてしまったかもしれない。今年、ゴールドにとってこんなに綺麗な相場になる事は珍しい。だが、最近騙される事が多いので用心に越した事はない。また、金ETFの積み上がり方が半端ではない。1日で30トンぐらい積み上がっている。状況が信頼できるのであればエンジン全開であるのだが・・・。

*金ETF残高864.56トン+61.78トン(9/23現在)

消えた投資銀行

ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが銀行持ち株会社に移行することになったらしい。これにより両社の監督権限は証券監視委員会からFRBに移り、自己資本規制比率に縛られることになる。なんと、これで独立系証券会社は消滅してしまった。ベアー・スターンズはJPモルガンに買収され、メリルリンチはバンク・オブ・アメリカに救済合併され、リーマン・ブラザーズは破綻したが、米証券部門をバークレイズに売却することになった。まさか、すべての投資銀行が生き残る事が難しい状態であったとは・・・。ゴールドマン・サックスだけは生き残れると思っていたが、ここも安心は出来なかったのだ。言い換えるとFRBの規制監督下に入るわけだから、危なくなっても救済される可能性は高い。この2社がシェルターに入らなければ助からないということはすべての金融機関が全滅する可能性があることを示している。そういうことなのか?

実際どうなっているのか?

台風のような1週間が過ぎて明日からまた相場が始まる。実際どうなっているのか?ここまで物凄い量の資金供給をしてきたと思うが、一体いくらになるのやら。普通はインフレになって当たり前だが、なりふり構わず投入している。これは今後も続くだろう。

ベアースターンズ、ファニーメイ、フレディマック、AIGと救済を続けてきたが、どこまで救済するのか?いやどこまで救済できる財源があるのか?税金は無尽蔵ではない。すでに限界を越えている可能性もある。米政府は不良資産の買い取り機関の創設を決めたがどこからお金を捻出するのやら。

先週の金価格

9月   London   NY(COMEX)
15日  775.00    786.30
16日  779.50    777.70
17日  813.00    862.90
18日  863.00    852.00
19日  869.00    871.80

平均  (794.68)

*先週は驚きの急騰劇がありました。やや落ち着いてしまいましたが、今週はどちらに動くか不透明になってきました。ゴールドは1000ドルに向かっているというニュースも出始めていますが、先週発表された金融再建対策への反応で短期的にどちらに動き出すか分からない。見守るしかありません。金ETFはかなり回復してきていますが、果たして本物かどうか???

*金ETF残高834.54トン+61.78トン(9/21現在)

リーマンの余波はとてつもなく大きい

リーマンの倒産から急に事態が動き出した感があるが、メリルの合併にAIGの救済と連鎖的な反応を見せている。どうもリーマンのあおりでAIGはあぶりだされてしまったようでリーマンの債券保障の関連でAIGに支払いの義務が生じたようである。その金額がデリバティブのせいで倍増してしまった。資金繰りの苦しかったAIGは救済されるしかなかったようである。また、リーマンを見捨てた事でメリルは生き残る道を断たれ合併するしかなかった。モルガンスタンレーも合併先を模索し始めており、かなりのデリバティブポジションを残していると見える。デリバティブの総額は天文学的金額であり、精算できるようなシロモノではない。ということは潰せない理由を創るしか道がないのである。つまり巨大化するしかないのであろう。

不思議なシティの金推奨

シティグループの金属アナリストがゴールドを推奨するレポートを出している。今なぜ、ゴールドは2000ドルではないのか?と言う。この事にまず驚くとコメント。それは私が言いたいぐらいだが、インチキとは言い難い。今後、銀行システムのデフォルトが起こることを考えるとゴールドは急騰しても不思議ではないのである。マクロ環境は経済学者が予測するよりも深刻に悪化するだろう。ゴールドはマクロ環境の悪化に非常に敏感に反応するだろうと言う。ここで不思議なのはシティがこんなレポートを出して良いのか?ということで自分で自分の首を絞めるようなものなのだが、シティ自身評価損に苦しむ中でゴールドの急騰は避けたいはず、このレポートの真意はどこにあるのか?

今週は金急騰劇もあり、どたばたした1週間だった。この金の復活は本物なのだろうか?という論議がなされている。個人的には金の価格操作がなければ2000ドル近くまで行っていたのではないかと思っている。今、米政府は金融不安を一掃しようと躍起になっている。この問題が解決するまで金は押さえられてしまうという見方も存在する。また、押さえきれるような状況ではないという見方もあり、どちらのシナリオを経由するかで本格急騰の時期は異なってしまう。現実とファンダメンタルズの乖離は拡大しており、最終段階に来つつあると思える。来週も米政府の対応により乱高下を起こす可能性がある。

米国債に対する懸念

今回の金急騰の原因についての見方として米国債に対する懸念があるという。AIGに対する救済を発表した米政府であるが、これが最後であるという保障は何処にもない。いったいどれだけの公的資金を注入したら金融不安が沈静化するのか誰にも分からない。これから米国債は大乱発されることになる。これが金価格の上昇につながっていると言う。今後、巨額に膨れるとみられる米国債残高への懸念が金上昇とリンクしていると分析されているようだ。金価格上昇の背景には米国債への信頼の低下があるというのだ。そう、金投資家が最後に待っているのは米国債の格下げによるパニックなのだから。

ブレーキを掛けたのは誰だ

先日のゴールドの急騰、80ドル高には驚いたが、本日は伸び悩んでいる。上げすぎだから当然と言えるが、現在再び金貨、銀貨など、いや今回はどちらかというとゴールドバーやシルバーバーがまたもや品切れを起こしている。VIX指数が40を超えてしまったインパクトは大きい。先日のゴールド急騰劇は本物のパニックだったのである。それを急激に止めている奴がいるのだろう。今日は日米欧協調ドル供給や空売り規制などで株式市場は復活したが、抜本的な問題の解決になるわけではない。ゴールドはこれからの危機の度合いを示すバロメーターであり続けるだろう。

http://www.apmex.com/APMEXTop40/Default.aspx

これこそ我がシナリオだが・・・

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昨夜のゴールドの上昇劇は凄かった。これこそ我がシナリオである。少しタイミングが遅れたが、やっと市場が正常な反応を見せてくれた。しかし、今回の金融危機が最大級の恐慌クラスであることが分かった。恐ろしい事だ。

金利据え置きとは

昨夜のFOMCではFF金利は据え置きとなったようだが、個人的には意外であった。確かにマスコミは盛んに金利据え置きをアピールしていたので事前に予防線を張って様子を見ながら金利据え置きに持っていった感がある。これからさらに困難な事態が待ち受けており、今後の手立てを残したかったのではないだろうか。そのために利下げを我慢したのだ、ということになるとさらに大きな危機が待ち受けていることになる。

しかし、金融システムにこれほどの緊張があることを考えるとFRBの決定は無責任との見方もある。また、原油などの商品価格は急激に下げてきており、インフレ高進の徴候は見当たらない。したがってFRBがいうインフレ懸念は見当外れとも思える。背景には利下げをしたくなかった理由が存在するのかもしれない発言ではある。

LIBORが急騰している

英金融市場ではドル建て翌日物金利が前日の約2倍に急上昇している。 ドル建て翌日物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は前日比333bp上昇し6.44%となった。過去には嘘つき"LIBOR"事件もあったが、これは本物の反応ではないだろうか?ドルを調達するためのリスクが急騰している。物凄い緊張状態だと思うが、大丈夫だろうか?

大混乱の最中であるが・・・

大混乱の最中であるが、この金融危機が落ち着いたら最終的に資金は中国に向かうような気がする。この調子だとドルが長期的に弱くならざるを得ない。米国一極集中の構図は崩れ去ると予想する。いわゆる多極化が進むことになる。早速、中国は利下げを行ったが、景気重視に転換した。この対応は正しい。今後、ドルが予想以上に下落するようだと結果的に人民元は上昇するが、輸出減は国内景気の刺激策により補うのだろう。今、中国はドル資産を減らす事を考え始めているので丁度良いのである。

また、ドルの急激な下落は一国二通貨体制を採用している中国の経済状況を複雑にする。香港ドルは近い将来、米ドルとのペッグ制をいよいよ見直すときが来たと思う。問題はその際の大幅な資金流入をどうやって制御するのかということ。香港市場のほうは暴落気味だからタイミングとしては抜群であるが・・・。私は次のバブルは中国に来ると思っている。もちろん、ゴールドにも来るのだが。

リーマン清算の問題点

リーマン・ブラザーズが破産法を申請すると問題が起こるのではないだろうか?今までモーゲージ担保証券(MBS)、商業用モーゲージ担保証券(CMBS)、債務担保証券(CDO)などは真っ当な評価などされていないと思うが、リーマン・ブラザーズの清算により、実勢価格が明らかになるのではないだろうか?もしそうなると雪崩れ的な崩壊の恐れもあるが、そのヘンは徐々に清算して誤魔化していくのかもしれない。しかし、ほとんど紙屑です、なんてことになったら洒落ではすまない。

今夜のNYは・・・

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今夜のNYは荒れそうである。リーマンが破産法適用となると株式市場は下げそうだ。また、これを機に他社も清算に向かい大混乱となるかもしれない。FOMCの直前であるが、タイミングが良い。大幅利下げの可能性もある。売り叩かれたゴールドであるが、こいつはどっちに動くか分からない。正常に動くのであれば上昇といきたいところだが・・・。

リーマンが消滅する

ニューヨーク・タイムズは複数の関係筋の話としてリーマン・ブラザーズが破産法(チャプター11)の適用を申請する見通しだと報じている。昨夜からいろいろなニュースが流れていた。バークレイズやバンカメが買い手候補であるという話もあったが、どうやら不調に終わったようだ。誰だって不良資産をそのまま引き受けるのは嫌だろう。経営判断としては潰れてから吸収するのが正しい選択だ。

また、今度はメリルリンチとバンカメが合併協議に入ったらしい。一気に清算に向けて動き出すようである。ここでメリルまで片が付くとすっきりとしてくる。しかし、原油とゴールドの売り崩しはかなり効いたんだな。これに8月の住宅差し押さえ件数の急増で評価損も増したのだろう。そこへリーマンの破産法適用とくればびびるわな。一気に清算へ向かうということか。

まったく話が出てこないシティバンクの動向が気になるが、誰かが救済しなければ生きていてない状態である事は明白である。リーマンやメリルの動きを見ても分かる通り、原油とゴールドを押さえられているから自力で収益を上げて挽回する手段はない。どこぞやから資金を調達するか、救済合併でもするしかない。いよいよサブプライム・ウォーズは架橋に突入した。

ゴールド反発の不思議

先週末反発したゴールドであるが、やや不思議な感じがする。なぜか?今までバブルを創っていた一部の投資銀行たちが原油やゴールドを売り浴びせてきたために暴落しだしたという噂がある。そうなると怖くて大きく買う事などできないはずだが、先週末大きく反発してしまった。テクニカルな反発とも取れるが、先物をやっているのなら怖いわな。考えられるのはヘッジの買戻しか、現物の買いである。

イラクの石油利権が・・・

今日届いた田中宇氏のメルマガは興味深い内容であった。イラクの石油利権が欧米を離れそうだという記事であった。2003年、アメリカは多大の犠牲を払いイラクに侵攻した。すでに5年の歳月がたった。この間の死者数はアメリカ兵4000人とイラク人100万人らしい。信じがたい数である。コレだけの犠牲を払いながら石油利権が手を離れようとしているらしい。

ここ最近イラクでは反米の動きが強いらしく、欧米の石油会社に利権を与える事に対する批判が強く新法の成立が遅れているとの事。そのためイラク政府は中国に石油開発権を与えロシアを開発の入札に加えた模様。決済通貨がどうなるのか興味深い。中国は余ったドルを使うかもしれないが、ロシアはまずドルは使わないだろう。

メディアが殆ど取り上げていないことを田中氏も指摘していたが、ドル売りの材料になるため圧力が掛けられているのかもしれない。アメリカにとって膨大なコストを掛けたイラク戦争は何も収穫がないまま終わりを告げようとしている。この結末はやがてドル売りを呼ぶのだろう。

しかし、これは何が何でも大統領選挙はマケインとベイリンのコンビを勝たせなければならなくなった。アラスカ油田を開発しなければアメリカは干上がる事となったわけである。今後の選挙戦が見ものである。

先週の金価格

9月   London   NY(COMEX)
8日   808.00    801.50
9日   781.75    776.00
10日  775.75    752.00
11日  740.75    746.90
12日  750.25    763.70

平均  (793.86)

*先週もよく下げました。750ドルを割り込んでます。ということはもっと下げる可能性もあるということです。このへんで収まって欲しいんですけどね。

アクセス解析によると・・・

最近、ちょっとアクセス解析に凝っている。なぜかというと面白いのだ。1日のアクセス数は正直多すぎると思っているが、相場自体が良くないだけに不思議な現象ではある。今、一番凝っている解析は国別分析であるが、これまでアクセスを確認できた国はアメリカ、中国、イギリス、香港、台湾、マレーシア、オーストラリア、スイス、ジンバブエ、タイ、シンガポール、ドイツ、ロシアとびっくりするぐらい多くなっている。特にアメリカが多く1日に100アクセスを超える日がある。恐らくゴールド(GOLD)というキーワードがヒットすると国を飛び越える可能性が出てくるのだろう。ゴールドは国境を越える!