キンロス・ゴールドとパン・アメリカン・シルバー

どうも仕事がないと暇でしょうがない。今日は朝から久しぶりに野村證券豊橋支店に行ってきた。ポケットマネーを少しだけ入れてあったので買い物に行ったのだ。少し下げるかもしれないが、キンロス・ゴールド(トロント)とパン・アメリカン・シルバー(ナスダック)を買おうと思う。トロント銘柄は今回初購入である。また、ナスダック銘柄は何年ぶりの購入だろうか。キンロス・ゴールドはヘッジ残があるのだが、成長性をかった。パン・アメリカン・シルバーは今後のことを考えての先行投資である。当分ほっておくつもりなのであまり株価は気にしないで成り行きで購入する。
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ガソリンは明日から上がるのか

どうやら明日からガソリンが上がるようだが、160円を越えるのかな。ニュースではガソリンスタンドに長蛇の列をなしている映像が映し出されている。1ヶ月前にも同じような映像を見たような気がするが。あんなことで列に並ぶのは嫌だな。

そういえばこの間、ホンダの店長が言ってたけど高いクルマが売れなくなっているらしい。フィットばかりが売れて、ステップワゴンとかオデッセイがまったくだめらしい。大きなクルマいわゆる利幅の大きなクルマが出ないのは経営上厳しい。ガソリン高騰の余波はクルマの車種選択にも出始めているようである。

思うんだが、今ハイオク使用のクルマに乗ろうという気にはならない。外車の販売台数にも大きな影響が出るのではないかな。ハイオク車のランニングコストはばかにならない。ユーロ高の影響もあってダブルパンチである。

原油高騰の余波がひたひたと押し寄せている。すでに厳しい業界も多いことと思うが、先の見えない不透明な世の中はやはり気持ちの良いものではない。

FOMCを睨んだ動きか

今週は雇用統計などアメリカでイベントの多い週であるが、どうもFOMCの利下げ幅と声明文に注目が集まっているようだ。大方の予想は0.25%の利下げとなっているようであるが、個人的には0.5%を強調したい。声明文で利下げ休止が示唆されるかどうかに市場は注目している。

もし利下げが休止されればインフレ懸念は後退する。そうすれば商品相場も落ち着き株式相場上昇のきっかけになる可能性が出てくる。ただ、FOMC後に発表される雇用統計は7万人の減少が予想されている。さらに悪い数字が出れば経済見通しにも影響が出て、FRBによる利下げが継続する可能性も出てくる。

投資家はどっちに転ぶか分からない状況に身動きが取れない。しかし、先行して動くものもいる。貴金属などは小幅安となっているが、利下げ休止を睨んだ動きが垣間見える。金ETF売却もそうだろうし、金鉱株も同様の動きのように思える。ちょっとしたニュアンスの違いにも大きく相場が動かされそうなだけに声明文の発表には細心の注意を払って欲しいものだよ、バーナンキ君!

原油200ドルは本当なのか?

今週の日経ビジネスの記事にも原油200ドルという記事が載っていた。英ダンディ大学名誉教授ポール・スティーブンス氏は原油価格は短期間のうちに2倍に上昇する可能性があると言う。ベースが80ドルであれば160ドル、100ドルであれば200ドル、120ドルであれば240ドルになるという。しかも短期間に上昇してしまうと言うから驚く。ちょっと図書館でパラパラッと見てきただけなのだが、本当に近い将来原油200ドルの可能性があるのだろうか。

私は今までゴールドが急騰していく可能性をいろいろ考えてきたが、原油の高騰に連動して2倍化するという可能性も出てきたな。流石に原油が200ドルになると経済は麻痺してしまいそうだが、日本は暫定税率復活なんてやってる場合じゃないな。救いは今後円高に振れていくようなら少しは相殺される。しかし、これ以上の円高は我々中国株投資家にとってもダメージは大きいのだが。

原油とゴールドのギャップは埋まるか?

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上のチャートは原油価格と金価格の数十年単位の推移を示したものであるが、ここ最近の数年間は原油とゴールドの対比レシオは1:10になっている。つまり原油価格100ドルに対してゴールド1000ドルが適正水準といえる。歴史的に見てゴールドと原油は非常に高い相関関係がある。今の現状は原油約120ドル前後に対してゴールド890ドルとなっており、不自然にゴールドが安い状態となっている。果たしてこのギャップはどういう形で埋まっていくのか?

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さらにこのチャートは現在の金価格に対して金鉱株インデックスが取引範囲の中でほぼ底に近いことを示している。

(Could the gold stocks double from here? In our view, that is the by far most likely scenario.)

http://www.kitcocasey.com/displayArticle.php?id=2003 (引用参照)

原油の予想が跳んでいる?

よそのブログの記事で見かけたのだが、原油の予想価格200ドルが出ている。なんとドイツ銀行だ。根拠がどの辺にあるのか知らないが、ここまでくると迷惑だと思っている人も多いかもしれない。ナイジェリアのパイプライン攻撃事件などキナ臭いニュースが多いのが原油の特徴であるが、商品の中でも特に強い原油は一体何処まで上がるのか?

私にとっては原油高は悪いことばかりではないのだが、それは一般に原油価格の高騰はゴールドをサポートするからである。大幅調整と思われたゴールドが思ったほど下げていないのは原油高の影響も否定できない。今後、原油価格高騰によるインフレーションに対する防衛手段として貴金属投資が活発になることが考えられる。今は原油価格に対して金価格は割安な水準となっていることもあり、原油価格がもう一つ上の水準に上がるようだとゴールドに対する見直しが入るかもしれない。

ニューモントの決算が出ているようだが・・・

どうやらニューモント・マイニング(NEM)の第1・4半期決算が出ているようである。19億4000万ドルの売上高で前年同4半期比59%増、1株あたり利益81セント、利益が3億7000万ドルに上昇した。前年同4半期の5倍増らしいが、これは前年同4半期に問題があったものと思われる。そういえばヘッジ外しをしていたかもしれない。

CIBCはUnderperformer、S&Pがhold ratingの評価である。どうもイマイチの評価である。このサイズの金鉱山会社で売り上げ59%増というのはかなりのものである。背景は1オンスにつき933ドルの平均金価格により大幅な売り上げ増となっている。コストも1オンスにつき404ドルから396ドルに低下した。

ここの決算は追いかけていなかったので詳細な分析は出来ないが、悪くはない決算と思える。ただ、ブローカーの評価がもう一つなのは気にかかる。もう少し冬眠させられそうかな。

整理できない現状分析

日に日に現状分析が困難になりつつあるように思う。再び踏み上げさんのところに現在の相場観が記載されているが、私の相場観はこの見方から少しずつ離れていくように感じた。ドルは中期的にブル局面に入ると言うが、どうも???なのだ。確かに戻しはあるだろうが、基本的にドル安と思う。これはFRBの利下げが今回で最後であると予想しているからだと思うが、私は引き続き利下げを行っていくとみているので見方の違いが出ているのだと考える。商品価格は下落するとの見方も同様のことと思える。私はFRBが資金供給しているかぎり商品相場は終わらないと思っているので調整はあっても基本は強気維持である。最近、私の考えで変わってきたのは米国株に対して非常にネガティブになってきたということである。それは足元の景気がかなり怪しくなってきたのと景気の減速がかなり長引くのではないかと思い始めたことによる。

先週の金価格

4月    London   NY(COMEX)
21日   918.50    917.10
22日   918.00    916.20
23日   898.50    903.90
24日   895.50    886.60
25日   891.50    886.00

平均   (915.58)

*さて再び900ドルを割り込んだゴールドであるが、目先どう考えても弱そうである。金ETF大量売却など下支え要因に不安が出てきたことも目先弱含むことを示唆しているといえる。次のサポートラインは850ドルでこれを割り込むとその次は800ドルである。下値はこの辺だろうと考えられる。

沈む米住宅市場

米住宅市場の調整が続いているようである。住宅市場の調整は景気後退や信用収縮を伴い負の循環に陥っている。ほとんどの指標が下げ続けており、一体何処まで行くのか?底なしの様相である。ケースシラー指数は下落を続け、住宅販売価格も下げ続けている。新築住宅販売件数、中古住宅販売件数ともに減り続けている。それにあわせて住宅在庫は積みあがっている。そして、恐ろしいのは住宅ローン遅延率の上昇と差し押さえ率の上昇である。

ジョージ・ソロス氏は住宅の差し押さえ物件は今後2年間で240万件に達すると予想。これが売りに出るため年間100万件足らずの新築住宅市場を直撃するため住宅価格は底なしの下落圧力を受けるという。いかに差し押さえ率の上昇が脅威的であるかが分かる。

この住宅市場の調整は必ず個人消費に影響を及ぼす。1~3月期の個人消費の伸びはほぼゼロに等しいのではないかと言われている。住宅の値上がり分を担保にして借り入れを増やし消費にあててきた家計は住宅価格の下落で苦境に立たされている。その分をクレジットカードに依存しつつあり今後クレジットカード破綻がさらに増えるかもしれない。それを見越して金融機関はカードローンの融資基準の厳格化を始めている。

これらの背景を見ていくと今後米個人消費は減速していく可能性が高いと思う。個人消費によって支えられている米経済は減速していくことになる。この問題を解決するには住宅価格の下落を止めて差し押さえを抑制するしかない。つまり住宅ローンの借り手を救済していくしかないのだが、根本的な対策が打たれないまま今日に至る。もはや景気後退は間違いなく問題はその深さがどのぐらいで長さがどれぐらいになるのかということなのである。

米住宅差し押さえはこれから急増する

クレディ・スイスの調査リポートによると住宅価格の低下と信用収縮などで2012年末までに米国の住宅差し押さえ件数が650万件に達する可能性があるという。これは全住宅ローンの借り手の12.7%に相当する。米抵当銀行協会(MBA)の統計では、2007年第4・四半期の住宅差し押さえ率は2.04%だった。

650万件の住宅差し押さえ件数のうち、サブプライムローン物件は270万件になる見通し。サブプライムローン物件はすでに67万6000件が差し押さえられたか手続き中という。クレディ・スイスは、住宅差し押さえが今後2年間だけで139万件に達する見通しとして昨年10月時点の従来予想73万件から修正した。

これは結構恐ろしいレポートなのだが、今週の水曜日のニュースであった。2012年末まで差し押さえがつみあがっていくと言うことはそれまでサブプライム問題は解決しないということになる。しかも全住宅ローンの12.7%もの650万件というのもただ事ではない。まさに底なし地獄のサブプライム問題である。だから私は米金利はさらにさらに下がっていくと予想するのである。

今日からゴールデン・ウィーク

ついにゴールデン・ウィークが始まった。今年は思い切って有休を使ったので4月26日から5月6日までが連休となった。ここ最近、体重増に悩ませれていることもあり、メタボリック対策週間としたい。連休後半の5月3日から5月5日までは九州に旅行を予定しているためブログの更新は休止の予定となっています。スケジュールは以下の通り。

5月3日
中部国際空港→熊本空港→熊本城→阿蘇山→湯布院
5月4日
湯布院→高千穂峡→黒川温泉
5月5日
黒川温泉→吉野ヶ里歴史公園→大宰府天満宮→福岡空港→中部国際空港

A株の紫金は何処まで行く?

先ほど九州人さんが書き込んでくれた紫金のA株の成績であるが、ちょっと驚きである。まあ、あんまり期待してなかったというのもあるのだが、初日にしては想像を超えていた。最高値:22元 終値:13.92元 ↑6.79元(95.23%) ということらしい。

終値は非常に妥当な株価だと思います。今の実力は大体これぐらいだと思っています。最高値に関しては行き過ぎのように見えますが、1~3月期決算を発表したとしたらこれはありえます。一応今日の動きが過熱感からきたものなのか、それともファンダメンタルズを反映したものなのか、しばらく様子を見ていく必要はあるとは思います。

それに対してH株の紫金はまったく冴えない動き。一時連れ高しそうであったが、押さえ込まれてじりじりと後退し、マイナスで引けるあたり重さを感じずにはいられない。さえぎるもののないA株と足かせの多いH株の違いをまざまざと見せつけられる1日であった。しかし、私はいずれH株はA株に追いついていくと見ているのだ。

誰が売ってる金ETF

昨夜も約20トンばかり金ETFが売却されている。もちろん、ここで言っているのはアメリカのstreetTracks Gold Sharesのみのことである。これで3日連続であるが、いったい誰が売っているのやら。今の残高水準はさかのぼると去年の10月11日から11月26日あたりまで逆戻りさせられる。去年の8月17日から約135トンの金ETFが購入されているが、そのうちの約50トンが売却された形となっている。サブプライム問題に絡んだ金ETF購入のかなりの部分が削げ落ちたことになる。まだ、この問題は解決していないのだが、市場はすでに問題解決を織り込み始めているのか?

*金ETF残高753.12トン+64.04トン(4/25現在)

さらに金ETFのポジション減

やっぱりおかしいな。この1ヶ月金ETFのポジションはほとんど増えていない。ここで言っているのは米国のStreetTRACKS GOLD SHARESのみのことだが、さらに12トンぐらい売却されている。どこまで解除されるのか?商品投資、特にゴールドに対する投資とは一般的にヘッジの意味で投資する場合がほとんどだと思うのだが、つまり資産の一部分である。資産配分におけるヘッジの部分が解除される可能性は非常に少ないはずでなんらかのリスクがあるからヘッジするのである。ドル安リスク、インフレリスクが消失する可能性は今はほとんどない。したがってヘッジを解除することは理屈の上からはありえない。結論は投機筋が完全に抜け落ちていくという見方になる。

*金ETF残高773.68トン+64.04トン(4/24現在)

江西銅業の1~3月期決算

江西銅業が発表した2008年1~3月決算は前年同期比46%増益となった。生産拡大と銅価格の上昇が寄与した。純利益は12億6000万元(1株当たり0.42元)に拡大した。売上高は119億元と前年同期の79億元を上回る。1~3月期のロンドン銅先物相場は平均7740.66ドルと前年同期の5975.09ドルから30%近く上昇している。

ここ最近業績の冴えなかった江西銅業であるが、久しぶりに元気を取り戻すだろうか。銅需給は今後逼迫するだろうという予想のもと銅価格は高止まりしそうであることから年間を通じて堅調な実績となりそうである。商品市況の好調により資源株は灯の当たる年になるのか?

大幅に減少する金ETF

昨夜一晩で金ETFが大幅に減少している。1日でこんなに減ったことはあっただろうか。約20トン弱の減少幅である。大型調整かと思えばボックスっぽい動きをするし、今ひとつつかみ難い動きだが、危険な兆候のようにも見える。やっぱりガクンと来るかな?それにしても原油は強い。まあ、原油とそこまで異なる動きをするとは考え難いことではあるのだが・・・。

*金ETF残高785.35トン+64.04トン(4/23現在)

不自然な動きに見えるが・・・

昨日、今日と紫金の動きは不自然だったように思う。特に大きな理由はないと思うのだが、昨日は前場で一方的に下げた。今日の前場も一方的に下げて後場で猛烈に買い戻されるという展開。要するに下げる時はもみ合わずに一直線に落ちる傾向がある。こういう動きをされると投げられやすい。何処まで落ちていくのかという恐怖にかられるからで紫金にはよくあるパターンである。下げを誘発させられて最後は買い上げられたようにも見える。今日最後に上げたのはポジティブなニュースもあったのでそのせいかもしれない。7.00HKDを下回ると買いが入るという傾向も見て取れる。25日はA株上場が決まったようであるが、どう反応するのか予想が難しい。それは相場自体が良くないからである。さて、今回の上場に際して1~3月期の決算は出すのだろうか?出すのであれば面白いとは思うのだが・・・。

分かり難いゴールドの流通

昨日の記事は少しわかり難いと思いますので少し続きを書きます。松藤氏のブログを見ていて前にこんな記事があったんですが、今は金の現物を買おうとしてもほとんど手に入らないと。例えば5トンの金を手に入れようとしても流通していないということですね。もちろん金ETFを通じて手に入れるという方法はありますが。

実際2006年、2007年は金が供給過多になっているにもかかわらず、ほとんど手に入らなかったということになります。そうなるとGFMSのデータのほうが正しいということになるんですが、余剰の金は何処かへ消えて帳尻が必ず合うようになっていることになる。やっぱり公的機関の金売却は金価格をコントロールするためのバランサーになっているのだなと思うわけです。

何が言いたいのかというと、巧みに市場で金を買い占めている人間がいるのではないかと言うことです。公的機関の金売却先が誰なのかも気になりますが、ワシントン協定が終了する2009年はどうなるのか、興味深いところです。

金の需給バランスの不思議

いつも不思議に思っているのだが、金の需給バランスの不透明さについてである。GFMSの資料を見るとおかしなことに毎年金の需要と供給のバランスは±0になっている。そんなにぴったり合うのかな?と思うのだが、不思議で仕方がない。しかし、FORTISのデータを見ると需給にずれがある。2004年と2005年はそれぞれ378トン、357トン供給が不足している。本来この状態になると金価格は急上昇する可能性があるのだが、この2年間は約10%ぐらいの上昇に止まっている。

例えばプラチナの場合が良い例であるが、去年プラチナは約22万オンスの供給不足となっており、ご存知のように1年で2倍になってしまった。今年もやや供給不足ぎみであることから高止まりの予想である。これが本来のパターンであるのでゴールドの動きは明らかにおかしいと言える。

ここでゴールドに戻って、2006年は逆に供給が70トン多いのだが、金価格は30%以上上昇している。非常に不思議な動きをしているのが分かる。さらに2007年通期のデータではないのだが、去年は約220トンの供給過多となっているが、約15%の上昇であった。もちろん去年はサブプライム問題に伴う信用収縮という事態を招いたことが引き金となっているわけであるが。

ゴールドの場合、問題になるのは公的な売却になるような気がするのだが、これがなくなるとゴールドは明らかな供給不足となりプラチナのように1年で2倍になる可能性を秘めていると言える。裏返すと意図的に押さえ込まれているとも言えるのである。

原油が下がらないのは何故だ

原油が下がらない。本当に下がらない。何故なのだろうか。ドル安のため相対的に決済取引される商品が上昇するのは分かるが、ゴールドの調整を見ていると原油の高さが差異だって見える。疑り深い私はすぐによからぬことを考える。

シティバンクにはオイルマネーが還流していることもあり、中東諸国に助けられている形になる。相対的に下げているドルに対して原油を高止まりさせるという約束でもあるのか?そのかわりドルを米国に還流させるということならば理解しやすいが。これが正しければ原油は下げても90ドルぐらいまでか?

時価会計の後退に潜む闇

意外にもメリルとシティの決算が好感された先週であったが、その背景には何があったのか。maruさんが指摘していただいた通り、時価会計後退という背景がある。基本的に有価証券を3つに分類しているのですが、流動性が高く時価が測れるレベル1、参照できる指標があるレベル2、取引が薄く時価がないレベル3の3つ。本来サブプライム債券はレベル3に分類されるが、今回はレベル2で評価がなされているらしい。

つまり、今は紙屑同然でもしばらくすれば売却できるようになる可能性のある債券を清算せずに塩漬けにしておくということ。この場合、紙屑に等しい債券が評価計上されている可能性があり、今回の決算は実質的に損失隠しが行われているのかもしれない。しかし、現状は待ったなしなのである。きれいごとは言ってられないのであろう。

ただ、難しいのは実体経済である住宅価格が下げ止まり、住宅市場が反転しなければサブプライム債権に値がつくことはないのではないだろうか。しかも、これは当分先になりそうだからだ。信用収縮、金融機関の破綻問題、サブプライム住宅市場問題、米景気減速などすべてが絡んでいるため何処から先に手をつけて良いのか分からない。これではニワトリが先か、卵が先か、である。

この間のベア・スターンズの問題で分かったのは米国政府は最悪の場合、介入に入り金融機関を破綻から助けるというのははっきりと分かった。それが最終的な安心感につながり底打ち感にもなっている。そのため最悪の状況は脱したのではという見方にもつながっている。しかし、私はまだこれから損失の積み増しが起こる可能性もあり予断を許さないと言う見方をしているのだ。

私は今月のFOMCでは0.5%の利下げを予想している。それは今までのFRBの対応が後手後手に回っていたと言うこともあるが、対策とは予防的な意味をこめて行うものであるからだ。史上最悪の金融危機といわれている今回は前回利下げしていったときの1.00%までは行くと考えている。今の状況はそれほど悪いと思う。

先週の金価格

4月    London   NY(COMEX)
14日   926.50    928.70
15日   929.75    932.00
16日   945.00    948.30
17日   946.00    942.90
18日   908.75    915.20

平均   (918.56)

*先週は突如急降下しました。サブプライム問題の底打ち感からドルが上昇したため思われますが、時期尚早のような気がいたします。しかし、ゴールドは大きめの調整に入りそうな感じです。シートベルトを閉めておいてください。

ご協力感謝いたします

一晩で多くの拍手をいただきありがとうございます。これで踏ん切りがつきました。最近、心ない書き込みが時折出ていましたが、これは特定の人によるものでした。ところがこの人をアクセス禁止にしてしまうと10人ぐらい同時に消えてしまうという事態になってしまい、どうしたものかと考えていました。つまり1人でハンドル・ネームをいくつも使って1日に4つも5つも書き込んでいるわけです。これは返すほうも大変ですし、おかしな書き込みはするわ収拾がつかなくなりつつあったため、こういった形で解決しようと思ったわけです。これで問題があった場合は一発退場にします。

本ブログの運営について

今まで本ブログを運営していて特に問題になることは無かったのですが、一度ルールをはっきり決めるべきではないかと思っています。本来コメントは記事の内容に関連のあることを書き込むべきだと思いますが、まったく関係ない書き込みが増えてきていることもあり、この辺で襟を正したいと考えています。基本的にコメントは記事に関連したものを書いていただき、そこからディスカッションしていきたいと思います。記事に関連のない書き込みはゴジラの掲示板に書き込むということでどうでしょうか。

また、コメントの内容も荒れてきているところがあり不快に思っている方もおられるかと思います。ハンドル・ネームもいくつか使い分けている方もいてどうしようかと考えています。こういった場合はアクセス禁止にするべきではという意見も頂いており正直悩んでいるところです。そこで皆さんの意見をお聞きしたいのですが、アクセス禁止に賛成の方は拍手をクリックして下さい。皆さんのご意見を反映させていきたいと考えています。コメントを入れていただければ幸いですが。

NYダウは生き返るのか?

生き返ったようなNYダウの上昇であるが、本当にそうなのか?グリーン・スパンは信用市場の状況はなお流動的でリセッションがどれだけ長く続くかはわからないと言っている。なのにシティの決算を思ったより悪くないなどと言っている人もいる。安心感からドルは急速に買い戻されゴールドは沈んだ。つかの間のドル高、いや最後のドル高だろうか?景気減速時の通貨高では景気が停滞することは日本のバブル崩壊時に証明されている。しかし、アメリカは海外からのファイナンスがないと破綻してしまうという難しい立場である。さて、どうなるのか?

メリル、シティと決算が終わり・・・

メリルリンチ、シティグループと1~3月期決算を終えたが、それぞれ評価損が65億ドル、60億ドルであった。市場の反応は思ったほど悪くなく安心感が拡がっているのかな?ドルが買われ始めている。一気に104円を突破したようだ。ドルが上昇し始めたからかゴールドは逆に急降下し始めた。こちらはすでに910ドルを切った。なんか演出されているみたいで気持ちが悪い。まだ膿は出きってはいないはずなんだが、原油が調子良かったわりにゴールドが伸びなかったり、金鉱株がパッとしなかったのはこのシナリオが控えていたからか?大き目の調整かもしれないね。

米国債に危機が迫るか?

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロス氏は商品価格の上昇が構造化し、インフレ加速につながる恐れがあるとの見方を示している。 「債券市場は世界的にインフレを懸念しており、それは正しい姿勢だ」「われわれは米国債が世界で最も過大評価された資産だとみなしている」と語った。またブラックロックのローレンス・フィンクCEOは、米国債を売るべきだとの見解を示した。米国債相場の上昇により、割高感があることが理由。

すでに商品高は構造化しつつあると思う。今後続く利下げによる低金利にも基づく慢性的なドル安傾向と相対的な商品価格の上昇は背景の需給バランスの崩れの大きいものから高騰していく可能性が高い。また、FRBの大量な資金供給は火に油を注ぐ形となる。米国債が売られ始めるとかなりの資金が商品シフトされるように思うが、ハイパーインフレの危険があるのかもしれない。米国債の格下げでもあろうものなら暴騰どころではない。

GFMSとFORTIS

GFMSの金価格予想は納得のいかないものであった。もちろん年内の1100~1200ドルというのは現実的だと思うが、この機関の予想はいつも控えめであるから最低でもこのぐらいは行くという理解でよいとは思う。しかし、長期予想では需給に伴って600ドルまで下げるというのは理解に苦しむ内容である。確かに長期でも2000~3000ドルですとは言わないと思うが、600ドルというのは極端すぎる。原油などは間違っても半額にはならないし、ゴールドは相対的なインフレーションに追随した動きをとると考えると600ドルはありえないようにも思えるのだ。

そうした中で目に付いたのが、FORTISの予想である。内容はGFMSに近い。1ヵ月後は900~950ドル、2ヵ月後は980~1100ドル、3ヵ月後は1000~1300ドル、12ヵ月後は1400ドルとなっている。しかし、アベレージは2009年が1000ドル、2010年が800ドル、2011年が650ドルと下がっていく。他の金属もそうなんだが、大体下げていくことになるようだ。こういうところの予想はそうなるのかもしれない。金価格の長期的な上昇は金融システムの混乱やハイパーインフレなどを連想させてしまうため出しにくいという背景はある。

株式市場は欲と恐怖が支配する

去年のブル相場の頃は強気一辺倒の雰囲気だったが、一転して今は弱気一色だ。センチメントが良い時はどんなニュースも良く聞こえるし悪いニュースは耳に入らない。逆にセンチメントが悪化すると悪いニュースばかりが入ってくるし目に映る。それはメディアも利用されているところがあるので気をつけなければいけないが、時に売りを誘発されることもある。こういうときは相場が欲ではなくて恐怖に支配されている時なので危険なのは確かだと思う。今回の暴落前と今では企業価値なんてそんなに変わってはいない。変わったのは人の心理だけだ。センチメントが改善し海外資金の流動性が改善しなければ元には戻らない。つまり当分我慢しろと言うことで、じたばたしても仕方が無いからのんびり構えているのである。