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今日で3月も終わるが・・・

今日で3月も終わるが、この3ヶ月間は本当につまらなかった。下げて下げて下げてと完全なベア相場でかなりの人が撤退したのと違うかな。しかも何処で入って良いのか分かり難いし、また下げるし、ということでとても疲れる。私は自分が純粋に安いと思えばガンガン買っていけば良いと思うが、いつ反転するかなんて本当はあまり考えていない。なぜかって?それは分からないからです。分かっているのは先々香港市場は上昇しているだろうということぐらいで目先のことなんて分からない。商品もそうで先々は上がっていくだろうということぐらいしか分かってない。そんな目先のことを気にしていたら100倍疲れる。そんなこと出来る人は本業を持っていない人しか考えられない。我々サラリーマンは力を抜いていくしか長続きはしないのです。
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久しぶりの有給休暇

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http://www.honokuni.or.jp/contents/route/onsen/toei.html

この2ヶ月の間、6日も休日出勤があったため現在疲労困ぱいの状態。そのため今日はお休みを頂くことになりました。温泉でも浸かりにいってのんびりしたいと思います。

2008年の金価格予想はすでに外れている

1月に London Bullion Market Associasion (LBMA) の2008年金価格予想の記事を書いているのだが、すでに大半の専門家の予想は外れていることが分かった。ちょっと書いてみよう。

   GOLD PRICE
   Name            Company                High   Low  Average
1 Hochreiter,Rene      James Allen                1150   840   1050
2 Norman,Ross         TheBullionDesk.com           1250   840   976
3 Davis,David          Credit Suisse Standard Securities   1110   760   950
4 Kendall,Tom         Mitsubishi Corporation          1025   780   920
5 Fertig,Peter         Dresdner Bank               1000   800   920
6 Tully,Edel          Mitsui & Co Preciour Metals,Inc    1045   750   903
7 Murenbeeld,Rhona     Dundee Economics            1015   775   890
8 O'Connell,Rhona      ROC Consultancy              950   730   880
9 Panizzutti,Frederic    MKS Finance                1001   780   872
10Klapwijk,Philip       GFMS Ltd                  1001   810   866
11Christian,Jeffrey     CPM Group                 1060   770   850
12Takai,Bob          Sumitomo Corporation          1000   650   850
13Vaidya,Bhargava      B.N.Vaidya & Associates        960   720   850
14Turner,Matthew     Virtual Metals                 980   740   845
15Cooper,Suki        Barclays Capital               1000   690   840
16De Wet,Walter      Standard Bank                980   700   835
17Biondi,Adrien       Commerzbank International        900   760   830
18Reade,John       UBS Investment Bank            1000   700   825
19Zumpfe,Alexander   Heraeus metallhandelsgesellschaft mbH 975   740   825
20Jansen,Michael     JP Morgan                   975   775   814
21Steel,James       HSBC Bank USA               950   700   800
22Briggs,Stephen     SGCIB                     925   675   800
23Rhodes,Jeffrey     INTL Commodities              975   660   755
24Turnbull,Trevor     Scotia Capital Inc              1000   700   750

 AVERAGES:                              1009.46  743.54  862.33

どうですかね?もう、高値予想に関してはほとんどが外れていますね。すでに高値ですと1033ドルまで行っていますから当たる可能性が残されているのは5人だけです。残りの19人は高値予想に関しては終わっています。相場予想が難しいのか?プロがだらしないのか?どうなんでしょうね。私の予想はHighが1200~1500ドルでLowが850~900ドル、Averageが950~980ドルとしておきましょう。

今週も買いが続くだろうか?

先週は思いもよらず上昇した香港市場であったが、今週も買いが続いてくれるだろうか?最近のパターンなら間違いなく下げていくと思うが、ちょっと先週の買われ方が強かっただけに期待したくなるところだ。まあ、あまり期待が大きいと失望も大きいから適当に期待しよう。商品市場もなんとか落ち着いた動きに戻ったようであるが、上昇しては困るものも多いので一連の動きにはやはり注意が必要と言える。

先週の金価格

3月    London   NY(COMEX)
24日            918.70
25日   926.75     935.00
26日   946.75     949.20
27日   946.75     946.60
28日   934.25     930.90

平均   (922.30)

*さて先週は急落から持ち直してきたゴールドであるが、もみ合いそうな感じになってきた。まあ、その方が良いのだが、しばらく止まってくれた方が現物の買いも入りやすいだろう。

ちょっと中華でも食べに行くか

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毎年行くんだけど、確か去年も記事にしたような気がするが、今日は陳健一氏の四川料理を食べに行ってくることになった。毎年3月に陳健一氏が豊橋に来るためそれにあわせて食べに行くことにしている。ちょっと贅沢なんだが、やっぱり一流の調理人がつくる料理は絶品である。特に本場四川の麻婆豆腐は美味しいと思う。それでは行ってきます!

これをデカッリング相場と言えるのか?

NYダウが下げ続けているわりに香港などのアジア株は堅調に戻し始めているが、これをデカップリング相場といって良いのか?投資銀行やヘッジファンドの換金売りも一巡して落ち着いたところで買戻しが起こっているようだが、今週の動きを見た限りではデカップリング相場っぽくなっている。もう一週この状況が続くと納得は出来るのだが、いかんせん疑心暗鬼になっているので見方は慎重な方が良いだろう。香港株はすでに割安の状態になっている。買い安心感が広がればブル相場になる可能性も否定は出来ないが、世界的にはパニックの余韻が強すぎるため何時また奈落の底に落とされるのか分からない恐怖が内在している。恐怖が消え去るまではしばらくの時間が必要だろう。

買戻しが始まった金ETF

残高を減らしていた金ETFに買戻しの動きが始まったようである。底入れと言っても良いような感じになってきたな。金価格はしばらく上昇せずに金ETFの買いが継続して底値を固めてから上昇に転じた方が後々のことを考えると理想的である。

*金ETF残高805.24トン+64.06トン(3/28現在)

推薦図書のご紹介

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「世界資源株投資完全マニュアル」 上中康司著 Pan Rolling 1800円

これから世界の資源株に投資を考えている人にとっては解りやすくて最適な一冊だと思います。金鉱株や銀鉱株なども取り上げられています。私の知らない銘柄もあり、なかなか良くまとまっていると思います。当ブログの推薦図書にしたいと思います。

鉱山会社がM&Aを急ぐ理由は

今、世界では盛んに鉱山会社がM&Aの対象となっている。次々と買収拡大していく大手メジャーであるが、ここ最近の金属価格の上昇で投資する金額も高騰してしまうため早く買収を終了しなければならない事情がある。もっとも商品価格の上昇を当て込んで融資を受けているため商品市況の悪化は鉱山会社自身だけでなく融資している欧米の巨大バンクの破綻にもつながるため商品価格の大幅な下落はないと予想する。

商品価格の動向事態も欧米の投資銀行が大きく関わっているため巧妙に買収を完了してから商品価格高騰を創り出して利益を回収していくものと見られる。中国の鉱山会社もその辺の事情は分かっていると思うが、海外の鉱山買収には熱心である。紫金の最近の動向はJOGMECのニュースによると南米・ペルーのRio Blanco超大型銅鉱床の開発計画を、環境保全や地元への利益還元を求める地域住民による鉱山反対運動のため、見直す計画らしい。

現在海外の金鉱床の買収について交渉中で近いうちに公表する予定である。紫金は2008年上半期にロシアのトゥ・ヴァー共和国の鉛・亜鉛鉱山を開発する。また、モンゴルの金鉱山プロジェクトを2008年下半期には開発をスタートする予定である。

利益確定で減少した金ETF

金相場も反転して落ち着きを取り戻したように見えるが、かなりの痛手を受けたファンドや個人投資家は多かったのではないだろうか。金ETFも利益確定でかなり売却された。反転を始めてからも売却が続いているが、タイミングを外した売却にも見える。今までCOMEX Gold Trust は売却のほとんどない金ETFだったが、昨夜まとまった売却が出た。この辺で売却も一旦終了かな。このタイミングで金鉱山会社のヘッジ買戻しがどれだけ行われたかが気になる。

*金ETF残高797.01トン+64.06トン(3/27現在)

当面の山を越えたか?

先週は物凄い嵐の相場であったが、やっと当面の山を越えたような気がしてきた。もちろんこの先の山もいくつかあるだろうが、一息つきたいところだ。アメリカの矢継ぎ早のサブプライム対策により一筋の光が見えてきそうな感が出てきた。怒涛のような換金売りも峠を越し市場にも落ち着きが出てきた。私の場合は紫金が問題だが、金価格も900ドルを割らずに済むのかなと言う感じでなんとか持ち直してくるかなあと思っている。まあ、慌てなくてもいずれは戻ると思っているから慌てないのだけど。私のターゲット株価は依然として変更は無い。

推薦図書のご紹介

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「洗脳支配」 苫米地英人著 ビジネス書 1300円

21世紀の「経済奴隷」と化した日本人と、その隷属のメカニズムを分析した一冊。著者は意外にも脳機能学者である。日本は戦後催眠学者による洗脳が掛けられているというところから話はスタートします。なかなか面白い本だと思います。

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「格付け洗脳とアメリカ支配の終わり」 本山美彦著 1500円

また洗脳という言葉が出てきましたが、最近の社会は操られているのでしょうかね。この本はサブプライム問題に関わる格付け会社の闇にメスを入れた一冊です。米国支配の裏側に存在する格付けのマジックとは何か?私のお薦めです。

サブプライムは沈静化するか?

米連邦住宅貸付銀行(FHLB)は住宅ローン担保証券(MBS)の購入を約1500億ドル(約15兆1000億円)増やせることになった。FHLBの監督機関である連邦住宅金融理事会(FHFB)の理事は、一時的な購入枠拡大を承認した。ただ購入対象は、住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が保証した証券に限定される。

ファニーメイとフレディマックが持ち直すだけでも安心感が違う。昨日書いたTSLF(ターム物国債貸出レポ)の米国債貸出の方がリスクが大きいように思う。米国債の格付けの引き下げでもあろうものなら大変なことになると思うのだが。大丈夫なのかな。

FRBがMBSを直接購入?

今週は先週発表された新たなサブプライム対策が発動する。27日に実施予定のTSLF(ターム物国債貸出レポ)の米国債貸出額は750億ドルが実施される。期間は28日間。担保は民間のAAA格付けの住宅ローン担保証券(RMBS)にも拡大する。

正直信じがたいことなんだが、紙屑になった債券をFRBが買い取ってくれるらしい。いや、買い取ると言う表現は違うな。米国債と交換しましょうということ。ただ、今日のモーニング・サテライトではMBSについては買い上げ協議を否定していると言っていた。

ここは非常に大きな問題だと思うのだが、もしすべての債券の交換を認めたら金融機関に関する問題はほぼ解決するのではないか?いわゆる公的資金の投入ってやつだな。ただ、そこまで流動性を一気に高めたら物凄いインフレになりそうだが。

私達が投資に失敗して紙屑化した証券を買い取って損失補てんしてくれるのならありがたいことだが、私達にはそんなことは起こらない。サブプライム問題で最も苦しんでいるのは実際に住宅を買った人たちなのに救済されるのは大手金融機関ばかりという矛盾は何処から来ているのか。

商品市場が戻るかどうか?

先週は原油もゴールドも約12%の大幅かつ急激な調整をした。果たして今週の商品市場は戻ってくるだろうか?よく分からないのはゴールドには特に売られる材料はなかったと言われているが、突然暴落した形となった。その後、ドル買いが起こっている。普通は反対である。つまりドル買いが強まるとゴールドはそれに反応して下落するのが本来の順番である。この辺からも商品を売り即刻換金するべき背景があったであろうことが窺える。

さて今週の展開はどうであろうか。さらに調整が進む可能性も否定は出来ない。今回の投資銀行やヘッジファンドの換金売りからトレンドが変わり株式市場に資金が転換するのだろうか。確かに株式市場は売りを浴びせられ続けてかなり割安になっている。NYダウは今までの歴史を振り返ると急速な米利下げにより数ヶ月以内に反転するというのが定説となっている。

今回もそうなのだろうか。サブプライム問題の傷跡はかなり大きい。今後住宅価格下落の逆資産効果により米個人消費は減速していくだろう。つまりこれからは資産効果により消費できる状態から逆資産効果で借金の返済に追われることになる。そのため米実質成長率は6年間にわたり1%以下に低迷するという説がある。

果たして株式市場が反転していくだろうか。日本のバブル崩壊のときはそんなにレスポンスは良くなかったように思う。つまり長期低迷も考えられるということである。そうなると方向性に大きな変化が起こらないこともあるわけで今後の状況をよく見据えることが肝要である。

先週の金価格

3月   London   NY(COMEX)
17日  1011.25    1002.60
18日  1006.75    1004.30
19日  958.50     945.30
20日  925.75     920.00
21日  休場      休場

平均  (979.45)

*先週はやっぱり凄い下げ方だったのが、分かりますね。今週の問題はこの下げが何処まで深い調整なのかということでしょうか。しかし、不思議ですね。FRBがあれだけ資金供給しているのに株式市場も含めてこれだけ換金売りしなければならないということはかなり流動性に問題があるということになります。

ゴールドの下降トレンド入りはない

急速に調整に入った商品相場であるが、ちょっとびっくりするぐらいの下落、いや暴落である。これが一時的な調整なのか、それともトレンドの変換なのかで割れているように見える。原油もゴールドも高値からあっという間に12%程度急降下している。

私は以前コメントしたようにゴールドは一気に850ドルぐらいまで下げてもおかしくはないと書いている。今はどの辺まで下げるのかなと思いながら見ているが、原油とゴールドの動きは商品全体の頭を抑える効果がある。それためインフレ圧力が緩和されたように見える。

金相場が天井を打って下落トレンドに入ることはないと思うが、調整局面に入る可能性はあると思う。カナダのBCAリサーチが「FRBが資金供給政策をストップしないかぎり金相場は上昇する。またヨーロッパ中央銀行が利下げ政策に転換するときがヤマ場だ」とレポートしている。私もこの意見に賛成である。

今でも依然として資金供給を続けているFRBはこの政策を打ち切るに打ち切れないのだ。それほどサブプライム問題は根が深い。ただ、朗報としては2000億ドルの資金供給の一環として、750億ドルでの住宅担保証券の買い上げを決めたことである。これで資金の流動性が確保され始めるかもしれない。

まさか、すべての住宅担保証券を買い上げることはないとは思うが、やるとしたらどうなるのか?ある程度市場統合が終わった後にこれをやるとしたら米金融業会はFRBの株主だけの組織になるだろう。サブプライム問題が自作自演ではないか言われる理由はこういうところにある。

*今日も1日仕事のため更新は以上です。

動いているのか?動かされているのか?

流石にここまで下げてくると非常に不快な気持ちになるな。今日が休場で良かったかもしれない。いつも思うことなのだが、果たして我々は自分で判断して動いているのか?それともメディアコントロールされていて動かされているのか?ということ。ニュースは事実を伝えるものであるが、真実を伝えているとは限らない。一つのニュースを取ってみても伝え方一つでニュアンスはかなり変わってしまう。大衆はニュースによって大半は動かされるが、我々はそうであってはならないと思うのである。私はいつも自問自答している「お前は自分で判断しているのか?」と。

投げた人はどれぐらいいるのだろうか?

今日も随分下げてるな。香港市場自体も下げているが、それに輪をかけて紫金の下げはきつい。ここまで下げると投げている人もかなりいるのではないだろうか。私は動くつもりは無いのだが、耐えられない人もいると思う。私が見ていて思うのはロスカットしようにも下げるのも怖いが跳ね返ってくるのも怖いと思ってしまう。まあ、私は細かく動くのが下手くそなので仕方が無いのだが・・・。

株も商品も全面安でもう何処にいったら良いのか分からなくなる。思考が停止してしまってパニックになる。慌てて投げ売りしているといった感じかな。これほどの連続的な下落はそんなに経験できるものではないような気もする。私の方針はまったく変わらないが、はっきりと断言できるような動きを早く見せて欲しいものである。

久能山までイチゴ狩りに

ちょっとこれから出かけてきます。毎年行くんだけど静岡の久能山までイチゴ狩りに行ってきます。あと安倍川もちを食べて温泉につかって帰りは焼津のおさかなセンターで買い物をして帰ってくるのがいつものパターンです。今日はもう更新は無いかも。それでは!

急降下するゴールド

株式市場だけでなく商品市場まで急降下を始めたようだ。投資銀行などの決算が相次ぎ、ついにメリルリンチの評価損拡大の噂も出てきた。すべての市場で利益確定売りの雨あられである。ゴールドも急落しているが、相場を張っている金額がかなり増えていると言うことだと思う。

昨日コメントした紫金ならびに中国金鉱株群もそうであるが、それだけブローカー達のポジションが大きかったことを示している。これは決して悪いことではないと思う。このように急激な下げに見舞われてしまうが、商品の長期トレンドが崩れていなければ再び買戻しが起こるだろう。今の状況下で最も資金シフトしたくなるのは理詰めで考えれば間違いなくゴールドである。

そのゴールドにここまでの調整が入ると言うことは相当なレベルまで売られるということを意味していると思う。金ETFの方はStreetTRACKS Gold Shares は大幅に売却され811.96トンに下落しているが、COMEX Gold Trust は67.13トンに上昇している。台風の目玉が通り過ぎるまではあと少しである。

紫金が下がった理由は?

あまり分からないことにコメントを出すのは辛いところなのだが、どうも周りの人達は回答を求めているようなので私なりの見方を出すことにした。まあ、あくまでも私一個人の意見であるということを理解して欲しい。

まず、ベアー・スターンズが倒れたことにより、米金融業会に激震が走った。次は何処なんだろうかと、真っ先に思い浮かぶのはメリルリンチである。メリルリンチは紫金の大株主であるから大幅な換金売りをする可能性は高い。

それを恐れたブローカー達は一斉に売りを浴びせたのである。そのために膨大な出来高に膨れ上がったのではないかと推理する。予めそのことを知っていたブラック・ロックは紫金のポジションを事前に落としていたので被害を最小限に止めている。

FFレート0.75%利下げ

海の向こうでは18日、FOMCが開催された。0.75%の利下げが良いのか悪いのかまだ分からないが、株式市場は好感したようだ。さらに利下げを示唆する発言などから原油は買い戻されている。ゴールドはなぜか時間外で急落しているが、基本的な方向性は変化していないと見る。

*金ETF残高825.25トン+65.29トン(3/19現在)

ついに1000ドル台で買いが入った金ETF

昨夜のNY(COMEX)金先物では少し下げて1000ドルかつかつってところですが、とうとう1000ドル台で金ETFの大口買いが入っていますね。昨日日中の金高騰はベアー・スターンズ問題が大きいと思うが、下げも大きかった。その狭間での金ETF大量買いは見ごたえがある。しかし、単位が大きくなってきた。

*金ETF残高825.00トン+62.83トン(3/17現在)

商品相場が爆発する可能性

米ゴールドマン・サックスは、商品相場が向こう数年間、「爆発的に上昇」し、原油相場は1バレル、175ドルに達する可能性があるとの見方を示した。200ドルからはやや下方修正しているようだが、これでも十分破壊的な予想ではあるが・・・。

ジェフリー・カリー氏らゴールドマンのアナリストは資金の流れや労働力、技術に関する政治的決定が商品の「供給の伸びを大幅に抑制している」と指摘。「これらの政策主導の投資の抑制が改められ、需要が調整されなければ、このことが引き続き商品の強気相場を下支えする可能性が高いとみられる」としている。これは主に中国のことを言っているのか?

製油所や鉱山、土地への投資不足により原油や金、プラチナ、小麦の相場が過去最高値を更新し、商品相場は7年続伸している。リポートによると、天然資源の国家による支配は17世紀以降で最も活発になっている。今や資源戦争真っ只中である。国家プロジェクトとしては資源価格の高騰により開発がし易くなっているのは事実である。また、早期に買収が成立している鉱山ほど利益が出る。需要の調整がなされる可能性は低いと言うことか?

最初の犠牲者ベアー・スターンズ

とうとう米金融機関ベアー・スターンズが倒れた。引き受けてはJPモルガンであるが、なんと一株あたり2ドルで買われることになった。買収は株式交換方式で行い、買収総額は約2億3600万ドルになる。しかし、安く買い叩かれたものだ。買収合意に伴い、FRBはベアー・スターンズに対し、最大300億ドルの特別融資を実施することで合意した。サブプライム問題はこれで終わりではない。これから始まるといっても間違いではない。同様の事件がこれからいくつか起こるだろう。恐らく米国だけではない。

今日は商品の動きも大きかった。NY原油時間外では1バレル、111.80ドルと最高値を更新。また、NY(COMEX)金先物時間外も急伸し、中心限月4月物は1オンス、1033.90ドルに達し史上最高値を更新した。こうした動きに警告の声も聞こえる。「資金流入が無限に続く場合には相場は無限に上昇するだろうが、そうでなければ、ファンダメンタルズ(需給関係)が相場上昇に伴って急速に改善する必要がある。さもなければ、相場がこの水準を維持する根拠は何もない。」というコメントが出されている。確かにあまりにも動きが急激過ぎるのは間違いないのである。

今週の目玉はFOMCか?

いよいよ18日はFOMCである。巷では0.75%の利下げは100%織り込んでいるという。また1.00%の利下げまでも52%程度織り込んでいるらしい。本当かね?1.00%下げたらFF金利は2.00%になってしまう。カナダもついこの間0.5%利下げして3.50%になったところだが、再び差が開くな。ECBが4.00%で英国が5.25%、ドル売り圧力は依然として強いな。しかし分からないのはジム・ロジャースは人民元、スイスフラン、円を買っていると言っていたが、人民元とスイスフランは分かるとしてなんで円を買うのか?ということ。ブラック・ロックもキャッシュは円だったけど、確かに円高になった。今は株ではなくて通貨で持っている配分が多いのではないだろうか?これだけ株が売られて円が買われるというのは???である。資金が引き上げられているのならトリプル安になるんじゃないのかな?そうすると商品を買っている資金と通貨を買っている資金は別ルートということにならないか?下げきるまで待機しているのではないか?長いトンネルを抜けるまで辛抱は続く・・・。

チベット暴動問題

チベット自治区のラサでチベット仏教僧らによる大規模な暴動が起こっている。中国の当局者らは、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の支持者らとの「人民戦争」を戦うとの姿勢を強調している。10日のチベット民衆蜂起49周年日には何かがおこるとして中国人民解放軍、人民武装警察、公安などが、特別の警戒態勢に入っていた。起こるべくして起こった暴動とも言える。もともと彼らチベット族は半世紀にわたり中国に侵略されていたと考えている。そしていつかは独立したいはずである。

しかし、中国はそれを絶対に許さないだろう。チベット自治区にはまだ開発されていない資源が豊富に存在する。中国がこれを手放すとは思えないからだ。となりの青蔵省、四川省北部に多くのチベット族が居住しており、一斉に抗議行動が行われたらしいが、この問題ただでは収まらないかもしれない。今年は北京五輪も控えておりボイコットの声が上がる可能性も否定できない。まさに対応によっては中国は窮地に立たされるかも知れない。

先週の金価格

3月    Lpndon   NY(COMEX)
10日   969.25    971.80
11日   970.00    976.00
12日   975.50    980.50
13日   995.00    993.80
14日   1003.50    999.50

平均   (978.50)

*週末に急騰しましたね。ベア・スターンズ問題が影響したようだ。ゴールドにとっては1000ドル到達は通過点に過ぎないと思うが、今週はすんなり通過といくだろうか。株式市場の方は今週も厳しいと思うのだが・・・。