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揺れる湾岸諸国の為替政策

アラブ首長国連邦(UAE)のアルグレア議長は「自国通貨を米ドルにペッグさせる制度を維持することが重要かどうかを再検討する時期がやってきた。湾岸諸国のレベルでは、団結してペッグ制を見直すことで合意すべきで、個別で行うべきではない。」と述べた。

UAE中央銀行のスウェイディ総裁が先週、ドルペッグ制を放棄し、ユーロを含む通過バスケットにペッグさせる可能性があると指摘したことを受け、通貨ディルハムが5年ぶり高値まで上昇していた。サウジアラビアの通貨当局に近い筋も先週UAE、カタール、バーレーンとともに通貨リヤルの見直しを検討する可能性があると述べている。

また、ドバイ国際金融センター(DIFC)のオマール・ビン・スライマン社長はアラブ首長国連邦(UAE)とカタールは、ほかのペルシャ湾岸諸国に先駆け、ドルに対し自国通貨を切り上げる可能性があると語った。

同社長は、湾岸協力会議(GCC)の加盟6カ国がともに行動することを期待しているが、「最終的に一部の国が先行して動く可能性もある。」「UAEはこれを考察しており、カタールもそうだ。この2カ国は声高に協議している。ドルとのペッグ制はいずれ変更される。問題はそれがいつになるかだ。」と語っている。

湾岸諸国の為替政策は来るところまで来ているようだ。ドルとのペッグ制廃止はもう少し先だと思うが、切り上げの可能性は高いと言える。これは香港ドルにも当てはまる構図である。ペッグ制廃止が無理でも切り上げる可能性は高いと思うが、どうだろうか?
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