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アメリカの病は重症だ

ドイツ銀行のアナリスト、マイク・マヨ氏は2日、米大手銀行や証券会社が、第4・四半期に新たに100億ドル以上の評価損を計上するとの見通しを示した。クレジット状況の悪化でサブプライム住宅ローンおよび関連証券の価値が、今後も減少するとしている。

マヨ氏は、評価損の多くはシティグループとメリルリンチが計上すると予想した。主にサブプライム住宅ローンや債務担保証券(CDO)へのエクスポージャー関連で、両社の第4・四半期評価損は各40億ドル程度になるとみている。同氏はベアー・スターンズ、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、ワコビアにも評価損が出る可能性があるとの見方を示している。

この状況がしばらく続くというのは厳しいと言わざるを得ない。メリルリンチは身売りの危険性があるとさえ言われている。また、シティグループは資本増強の為に減配もしくは資産売却の可能性もある。ひょっとするとこれから消えていく証券会社や銀行が出てくる可能性があるやも知れない。
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商品の時代

金本位制の停止が、マネーの際限ない増産(米国が無制限にお札を刷る)の始まりであったと言われるが、90年代にデリバティブ(金融派生商品)取引が活発になったことから、世界中をマネーが駆け巡り、マネーフローが膨張を始めた。湯水の如く刷られた紙幣はもはや限界と思われ、インフレと通貨価値の低下に悩まされつつある。

近年の原油や金などの商品価格の高騰はペーパーマネーの時代から実物資産の時代への転換を思わせる。これから米国や日本などの先進国の株式の時代は終わりを告げ商品の時代へと移り変わっていくのだろうか。もちろん新興国などは成長経済の真っ只中なので少し事情が異なるのだが。

9月からアメリカが利下げサイクルに突入したわけだが、バカみたいに資金供給を続けている。これではドル安になって当たり前である。相対的に原油などの商品が上昇することになると思う。この状態で中国は人民元の自由化を行うことが出来るのだろうか?

中国は逆に利上げに次ぐ利上げの状態で今自由化すると恐ろしいほどのバブルになりそうだ。今回アメリカの利下げサイクルの突入で中国の人民元自由化は少し遠退いたのではないだろうか?少なくとも2~3年ぐらいは。香港ドルの位置づけも微妙になる。米ドルと道づれで下げていきそうだ。なんともややこしいことになってきたものである。

先週の金価格

10月  London  NY(COMEX)
29日  788.50   792.60
30日  783.25   787.80
31日  789.50   795.30
11月 (754.60)  
1日   790.25   793.70
2日   796.50   808.50

*ついに800ドルを越えたが、予想よりもかなり早い。メリルやシティなどいよいよ損失を計上しだしたが、これからが本番になりそうな予感がする。常識を超えた展開も十分考えられると思う。