問題は為替だと思うんだが・・・

今日で11月も終わりだ。12月はどうなるだろうか。NYダウは生き返ったように見えるが、上値は限られると思う。追加利下げはあるだろうが、効き目は限定的と見る。変わって新興国市場には徐々に資金流入が起こり始めるだろう。ただ、米国のウエイトが少なくなるとドル売り圧力となるためドル安となってしまう。これをリバランスしないといけない。これを補えるのはオイルマネーしかないと思う。アブダビ投資庁のシティへの救済など、アメリカは資金の還流がなければ経済を回していけない。少なくともドル円は114~118円ぐらいのレンジにいるべきだと思う。

あとドル買い要因とはなにがあるだろうか。株のウエイトはそれほどないとすると、債権も今の段階ですでに買われすぎの水準であるし、いつも言っているように住宅ローン債券はどうしょうもない。やっぱり商品になる。ドル建ての原油かゴールド、穀物などもある。一番買いやすいのは証券化されている金ETFになる。金ETFは年間4000トン用意できるぞ。これでドル高、金高になる。考えられることは限られると思うのだが、いずれ結果が見えてくるだろう。
スポンサーサイト

世界の各種市場規模

無題


金先物市場は株式市場、債券市場と比較すると非常に小さい。先物市場が一部の機関投資家によって簡単に操作の対象になるというのもよく分かる。原油が14兆円であり、ゴールドに至ってはわずか4.5兆円である。ただ、その裏にあるデリバティブ市場の大きさは脅威ではあるが。我々個人投資家は手のひらの上で踊らされているに過ぎない。

パーティーの時間が近づいているぞ

カリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)のリード最高投資責任者(CIO)は、資産を米国株式から国際的な投資にシフトさせることがリターンの改善につながるとの考えを示した。CIOは、全体の資産に占める米株投資の割合を40%から24%に減らすことが選択肢のひとつとして考えられるとした。現在のポートフォリオの内訳は約40%が米株で、20%が米国以外の株式である。

もう一つの選択肢は、米国と米国以外の株式の保有率をそれぞれ30%以下で均等にすることで、リードCIOは「今後10年間で米株と米国以外の株式の保有率を均等にすることは妥当といえる」と述べた。カルパースの取締役会は12月17日に開く会議で、今後3年間の資産配分について決定する。

来年以降のBRICSへの投資配分が大きくなる可能性が高くなったと言える。年金基金だけでなくSWF、ヘッジファンド等怒涛の如く流れ込んでくることに期待したい。パーティーの時間が近づいている。

ゴールドは重要な局面に入る?

NY(COMEX)金先物相場は反落した。原油相場の急落でインフレヘッジとしての金の需要が弱まり、ここ1週間で最大の下げとなった。ニュースというのはすべて跡付けで伝えられるので気をつけなければいけない。昨日はついに大きく金ETFが買われだした。この辺がこれからの金価格の底値になるのだろうか。

*金ETF残高741.04トン+54.14トン(11/27現在)

お助けアブダビ投資庁

ニューヨーク外国為替市場で、ドルが全般的に上昇した。シティグループがアブダビ投資庁に75億ドルで出資証券を売却するとの発表を受け、株式市場が急伸したことが背景となった。

オイルマネーがシティの援助に入った。初めから話し合いがついていたのではないだろうか。FRBはドル安に対する対策は何もしていない。また、中東諸国のドルペッグ制廃止や切り上げに対するコメントがない。

原油高騰で潤っているのだから金を出せということで、ある程度話し合いがついていたと見る。儲けさせてやるからドルを買って還流させろ。これでドルを引き上げて持ちこたえる作戦だったのだ。これからも続くだろう。

一向に改善の見られないNY

米金融・債券市場は、大幅上昇。クレジット市場の一段のひっ迫を受け、安全資産とされる債券への資金シフトが見られ、10年債の利回りは約3年半ぶりの低水準をつけた。NYダウは前週末終値に比べて237.44ドル安い12743.22ドルで取引を終えた。

昨日の香港は外国人投資家なしの単独飛行だったのかな。今日の反応は重要になった。下げるとは思うが、どの程度で持ちこたえるか。後場でプラスに転じれば理想的であるが。

目新しい動きとしては今月初めてではないだろうか、金ETFが約2トンほど買われている。やっとこちら側に動き始めたかな。まだ、なんとも言えないが継続することを願いたい。

急騰はしたが・・・

今日の香港は元気よく上昇したが、まだまだ安心は出来ない。米国債が売られて利回りが上がり、また為替がはっきりと反転しなければいけない。今晩のNYの動きを確認してさらに明日もう一度香港が元気よく上昇したら一安心と言える。ドル安基調は続くかもしれないがある程度のドル高となり、どの辺で落ち着くかが問題。反撃開始の日は近いか?

そろそろポートフォリオの変更が始まるぞ

ゴールドマン・サックス・グループは12月17日に、同社が運用するヘッジファンドの1つのポートフォリオ変更を投資家に求めるため、ダブリンで臨時総会を開く。同社は発表文で「2008年4月1日以降、ヘッジファンド投資の4つの分野のなかで任意に資産を配分する許可を得ることが目的だ。推測に制約されることなく、長期的なリスク・リターンやそれぞれの分野間に想定される連動性などについての過去のデータに基づき配分を決定したい」としている。

12月はカルパースなどの年金基金の投資委員会などポートファリオの変更が行われる時期である。投資銀行やヘッジファンドも同様で来年の投資戦略を考えなければならない。膨大な大きさの住宅ローン債券が抜けてどういうことになるのか。仮に米国株のウエイトがそのままであっても穴は埋まらない。どう考えても新興国市場と商品に回ると見ているが・・・。

クレジットの功罪

最近のサブプライム問題を横目で見ながら考えるのだが、確かにクレジットがなければほとんどの人は住宅やクルマなどの高額商品を買うことは難しい。今の経済発展はクレジットシステムの存在なしには考えられないわけだが。

私は根っからのクルマ好きで特に昔はF1が好きだったことからホンダ車のファンでホンダ車を乗り継いできた。セールスに聞くとクルマを現金で買う人は10人に1人いるかいないかだそうだ。これがトヨタのレクサス店だとほとんど現金かもしれない。一般的にはほとんどローンだと考えるべきだろう。

これが住宅になると現金で買える人は更に減少するのだろう。最近、私はローンで住宅やクルマを買うことに対しては反対派の意見なのだが、13年前に自宅を購入しているだけにやや複雑なところなのだ。今、思えば急ぐ必要はなかった。

ローンで支払うことになる金利はばかにならない。投資に対するある程度の見込みが立ち始めてなんとか稼げそうだということになると過去に使ったローンはお金をドブへ捨てるようなものだという感覚にとらわれる。投資に成功すると結局、最後は住宅もクルマも現金で買えるようになるのである。実にもったいないことをしたと思う。

人の欲というのは限りのないものでなんでも欲しくなるのだが、はっきりと成功が確信できるまで待った方が良いと思う。待てる人は恐らく投資でも成功している人である可能性は高いように思う。自分自身に勝つというのはそういうことでもある。スポーツでもそうだが、肉体的且つ精神的に自分自身をコントロールできるものが最後には勝つのである。これがとても難しいのだが。

今週で11月も終わってしまうが・・・

今月はまったく良いとこなしで終わってしまいそう。結局先週も方向感ははっきりせずに終わっている。米国債利回りは下がったままであり、相当に買い越された状態である。ここが売られ始めて利回りが上がってこないとまだまだと言うこと。

為替も円安に傾かないとダメだし、すっかり持久戦の様相である。明らかに個人投資家に売らせようとしているように見えるが、嵌ってはいけない。そろそろ出口に差し掛かると思えるが、もう一波乱待っている可能性も否定はできない。

私はいつまでも米国債がこのままの状態とは思っていない。香港市場は遅くとも来月には反転上昇期に入ると予想する。反撃開始の時が近づいていると思っているが・・・。

先週の金価格

11月   London   NY(COMEX)
19日   778.85    778.00
20日   795.50    791.40
21日   798.00    798.60
22日   803.25    
23日   815.25    824.70

平均   (806.53)

*先週は急騰したゴールドではあるが、今週は落ち着いてくれるだろうか。800ドルは割り込まないような気がするがまだまだ気が許せませんよ。

金ETFの謎

金ETFには非常に大きな謎が隠されている。なぜか?金ETFは金の裏づけのあるものであるため要望があれば金の現物と交換できなければならない。金ETFが購入されると現物の金が金庫に保管されるのだ。ちなみに今、日本で購入できる金ETFは金の裏づけのない金リンク債となっている。一応、香港の金庫に金が保管されるらしいが交換はできないものである。

ここで問題になるのは金ETFを販売するためには膨大な量の金の在庫を保持していなければならないことである。世界の金の生産高を2500トンとしてもメタル、金貨、金地金はせいぜい500トンに満たない。これを世界の貴金属会社が扱うとなると100トン手に入ればいいところではないか。しかし、Exchange Traded Gold は毎年4000トンを供給すると言っている。

ありえない数字である。こんなことが出来る人間は世界にただ一人しかいない。Gold Warsの勝利者だけである。今、金ETFは世界中に広がりつつある。これが将来大きな意味を持つことになるのだろう。最後にリップス氏の予言を書いておこう。「金価格は月に届くほどに上昇する。」

ゴールドの過去を振り返ってみると

au85-pres.gif


1999年9月11日にJPモルガンとチェースマンハッタンは救済のため合併した。同年、ワシントン合意がなされる。つまり金売却貸出抑制に合意となるのである。事実上のGold Wars終結はこの時点と言われている。その後、ゴールドは上昇していくこととなる。フィルディナント・リップスの「Gold Wars」が世界で出版されたのは2002年である。

竜虎の戦いは目に見えない

フィルディナント・リップスの「Gold Wars」日本名「いまなぜ金復活なのか」を見たとき、やっぱり凄い本だと思ったが、分かり難い部分が随所であった。それがなぜなのか分かった。今回推奨した「金の値段の裏のウラ」には知りたかったことの多くが書かれている。Gold Warsとは誰と誰の戦いだったのか?

昔からゴールドは各国政府から邪魔者扱いされてきた。それは通貨に問題があるとゴールドが上昇してしまうというバロメーターの機能があるからである。そのため米国財務省はゴールドを管理下に置く決定をした。

各国の中央銀行もそれに追随したわけで、上昇しようとするゴールドに売り圧力をかけて押さえ込んでいたのだ。そうした中でバリック・ゴールドが開発した新兵器が金のデリバティブ取引である。バリックはJPモルガンと手を組んでヘッジ取引に手を染めるわけだが、最終的に失敗してJPモルガンはチェースマンハッタンと合併を余儀なくされる。

Gold Warsの主人公はアメリカと各国の中央銀行であるが、バリック、JPモルガンの後ろにはデビット・ロックフェラーの姿が見える。そしてもう一人の主人公はロスチャイルドだと言われている。ただ、ジョン・D・ロックフェラーはロスチャイルドと手を組んでおり、ロックフェラー同士の覇権争いともいえる。

デビット側は徹底した売り攻勢でジョン側は徹底的に買い捲っていった。その結果アメリカ財務省金庫にはゴールドはほとんど残っていないと言われている。これは金キャリートレードが盛んに行われた影響である。各国の中央銀行の金備蓄も同様でかなりの量を放出してしまった。ロスチャイルドはそれを徹底的に買っていったのだ。

そしてアメリカの金備蓄は底をつき、JPモルガンとチェースマンハッタンなどは破綻直前まで追い込まれた。ここでゲームオーバーとなった。デビット・ロックフェラーが負けて、ロスチャイルドが勝ったのだ。この結果、金のキャリートレードはやがて消滅していくことになる。そのため金鉱山会社はヘッジポジションを解消しなければならなくなった。

簡単に纏めてみましたが、概略はこんな感じで良いと思います。売り圧力が消えていくゴールドは自然に浮上していく力を持っています。来年は確実に1000ドルを越えていくことでしょう。

バーチャル・ゴールドが動く

【商品】
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=98.18(+0.89 +0.91%)
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=824.70(+26.10 +3.26%)

去年一日の金価格の変動で20ドルを越える日がどれほどあっただろうか?最近は結構目に付くような気がする。金価格のボラティリティの大きさに将来の信用不安の大きさを映し出すことが出来る。来年の第一四半期にはもっと大きな問題が飛び出してくる予感がする。

ゴールド・ウォーズ

31983959.jpg


「金の値段の裏のウラ」 鬼塚英昭 著 成甲書房 1700円

以前このブログでご紹介した本で「いまなぜ金復活なのか」フェルディナント・リップス著というのがあったと思います。この本を読んだ著者自身がゴールドのからくりを調べ上げてリップス氏がはっきりと書けなかった部分まで独自の推察で解説してくれています。非常に分かりやすく書いてあり、できれば「いまなぜ金復活なのか」を読んでから続けて読まれると良いでしょう。この本を当ブログの一押しの推薦図書にいたします。

シャドウ・ストライカーを探せ!

掲示板などを見ていていつも思うのだが、今動いている銘柄、今下落している銘柄、あとQさんやカテキンさん銘柄など特定の銘柄に書き込みが偏る。サッカーに例えるとみんなボールばかりを見ていてボールに群がっている。確かに一流の選手はボールの扱いが巧い。しかし、大事なことはゲームを組み立ててフォワードまでのパスルートを作り出すことであり、どこにパスが出るのかと言うこと。今の動きではなくてその後どうなるのかということである。つまり今のビジョンではなくその次のビジョンを見つめていかなければいけない。パスは必ず出されると思う。今、消えている選手が特に問題になる。今、書き込みから消えている選手の中から得点を上げられるシャドウ・ストライカーを探せ!

2ヶ月前に逆戻りか?

この調子で行くと9月の初めごろまで逆戻りしそうな勢いだな。確かに8月のサブプライム・ショック後に流動性の高いと思われる資金は新興国と商品に流れた。ヘッジファンドなどの引き上げと同時にその他ファンドも取り合えず手仕舞いしてもおかしくはない。となると今回の下落は深くても説明はつくな。どうせあぶく銭なんだから失うと思わなければなんてことはない。私の考えは以前とまったく変わっていない。年末年始のラリーではきっちりお返しをさせてもらう。しかし、サブプライム問題は相当尾を引くと思われる。来年のポジションチェンジは早めに行うかもしれない。

今度はレア・メタル

紫金鉱業集団公司は雲南省麻栗坡国有資産監督管理委員会及び麻栗坡鉱山と麻栗坡紫金社の増資に合意した。同社の登録資本金は1億元から10億元に引き上げられ、社名も文山麻栗坡紫金タングステン業集団有限公司に変更される。

増資後、紫金鉱業集団は新規企業85%の権益を所有することになる。従来は、紫金鉱業集団と麻栗坡国有資産監督管理委員会がそれぞれ49%、51%の権益を所有していた。

麻栗坡紫金社は2007年2月に設立され、主に雲南省麻栗坡県でタングステンや他の鉱物資源の採掘事業を展開してきた。同社のタングステン保有埋蔵量は中国鉱業連合会の報告によると2007年2月28日時点で、約7万1,495t(WO3換算)となっている。

今度はタングステンであるが、いったい幾つの子会社があるのやら。いままでは微妙な権益所有だったのでこれからは実績計上されることになるのかな。こういった子会社が多いのだろうと思われるところが、紫金鉱業の恐ろしさの一つだろう。

夜明け前が最も暗いと言うが・・・

なかなか底入れとはいかないようだ。やっぱり為替がしっかり反転しないと安心感がまったくない。商品も非鉄金属などはまだ酷い有様だからどの市場もガタガタと言った方が良いのかな。アメリカはドル安に対する対策をまったくやっていない。景気をとるのは良いが世界中がドル安に死苦八苦しているではないか。株式市場的には緊急利下げを望みたいが、カンフル剤を打っても効き目は長くは続かないみたいだ。この調子でFOMCまで持つのだろうか?まあ、なんにせよ夜明け前が最も暗いと言うではないか。

反転し始めたゴールド

昨日の夜、金ETFが約150トン減っていたのでびっくりしたのだが、今日になって見てみると元に戻っている。あれは間違いだったのか?それはさておきゴールドもやっと反転かというところ。原油の急騰も大きいのかもしれないが、時間外でも上げ続けて800ドルの水準を回復しているようだ。債権のほうも久しぶりに売られている。為替がそれほど戻していないのが気になるが、本日の香港がきれいに上昇するかで底入れ確認といきたいところである。

ゴールドマンの一撃に沈む

米ゴールドマン・サックスのアナリスト、ウィリアム・タノナ氏は19日付のリポートで、米銀シティグループの投資判断を「売り」に引き下げた。債務担保証券(CDO)関連の評価損が向こう2四半期で150億ドル(約1兆6500億円)に達する可能性があるとしている。また、「信用市場の混乱を考慮すると、われわれは金融セクターの見通しにますます悲観的になっている」とした。

米国株式市場は急反落。ダウとS&Pは3カ月ぶりの安値で引けた。シティグループへの投資評価引き下げを受け、モーゲージ関連の追加損失計上に対する懸念が強まり、経済見通しへの不安が深まった。今日はゴールドマンの一撃に沈んだ形となった。

疑問に感じていたのは債券市場に逃避している資金がまったく出てきていないことだ。8月の下落時は一旦米国債に入り込み、しばらくして新興国市場と商品市場に流れたが、今回は長く止まっている。更なる下げを予想していたのだろう。信用収縮が起こっている中でゴールドに資金が回らないのもおかしなことである。これはまだ底には達していないということであろう。

揺れる湾岸諸国の為替政策

アラブ首長国連邦(UAE)のアルグレア議長は「自国通貨を米ドルにペッグさせる制度を維持することが重要かどうかを再検討する時期がやってきた。湾岸諸国のレベルでは、団結してペッグ制を見直すことで合意すべきで、個別で行うべきではない。」と述べた。

UAE中央銀行のスウェイディ総裁が先週、ドルペッグ制を放棄し、ユーロを含む通過バスケットにペッグさせる可能性があると指摘したことを受け、通貨ディルハムが5年ぶり高値まで上昇していた。サウジアラビアの通貨当局に近い筋も先週UAE、カタール、バーレーンとともに通貨リヤルの見直しを検討する可能性があると述べている。

また、ドバイ国際金融センター(DIFC)のオマール・ビン・スライマン社長はアラブ首長国連邦(UAE)とカタールは、ほかのペルシャ湾岸諸国に先駆け、ドルに対し自国通貨を切り上げる可能性があると語った。

同社長は、湾岸協力会議(GCC)の加盟6カ国がともに行動することを期待しているが、「最終的に一部の国が先行して動く可能性もある。」「UAEはこれを考察しており、カタールもそうだ。この2カ国は声高に協議している。ドルとのペッグ制はいずれ変更される。問題はそれがいつになるかだ。」と語っている。

湾岸諸国の為替政策は来るところまで来ているようだ。ドルとのペッグ制廃止はもう少し先だと思うが、切り上げの可能性は高いと言える。これは香港ドルにも当てはまる構図である。ペッグ制廃止が無理でも切り上げる可能性は高いと思うが、どうだろうか?

世界から叩かれ始めた中国

南アフリカ共和国で開催されていた20 カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)は18日、一部のアジア諸国が為替レートをより柔軟にする必要があるとの声明を発表した。

G20は「アジアの新興諸国」の中で、「貿易収支で黒字を計上している多くの国々が為替レートをより柔軟にする必要がある」との点で合意した。ラガルド仏財務相は同日、人民元が「緊張を引き起こしている」と指摘した。カナダのフレアティ財務相は17日に、中国と他のアジア諸国が「さらに行動する必要がある」と述べている。

中国に対する風当たりが随分強くなってきているようだ。世界中にデフレを撒き散らしている国に対する要求としては最もと言える。G7の時もそうであったが、よりはっきりと中国に注文をつけるようになってきた。来年はいろんな意味でも変革の年となるのかもしれない 。

香港ドルの運命

8月20日、中国政府による「直通車」の発表から、香港では海外からの資金流入が続いている。特に10月23日アリババ・ドットコムのIPO直前に香港ドルは1米ドル=7.75~7.85香港ドルという範囲から飛び出して先物は急上昇してしまった。

アリババ・ドットコムIPO当日の10月23日為替レートが1米ドル=7.75香港ドルに達したため香港金融管理局は7億7500万香港ドル相当の香港ドル売り、米ドル買いの市場介入を行った。香港ドルの売り介入は2年ぶりのことらしい。香港金融管理局は25日にも同様の介入を行っている。

ロイター通信は「人民元が上昇し米ドルが下落していることから香港の輸入物価が上昇しており、香港はいずれ、香港ドルの上昇を容認するため米ドルとのペッグ制廃止または目標相場圏の拡大に迫られるとの見方が一部にある。」と報じている。

香港ドルを取り巻く環境は一頃とは様変わりしているようである。現状では香港ドルと米ドルのペッグ制廃止は難しい。それには人民元の自由化が絶対条件と思われる。現状でペッグ制を廃止すると自由化されていない人民元の代理通貨として香港ドルが狙われる可能性が高いため安易には為替政策を変更できない。

ただ、人民元の切り上げのスピードがこれ以上加速するようだと香港ドルも目標相場圏の変更が行われるかもしれない。当面は香港政府による介入が続くと思うが、いつまで続けられるか分からない。今後も資金流入が続くことを考えるとなんらかの動きがあるのも早いのかもしれない。

先週の金価格

11月   London   NY(COMEX)
12日   803.50    807.70
13日   804.25    799.00
14日   813.50    814.70
15日   794.00    787.30
16日   789.75    787.00

平均   (812.40)

*凄い一週間でした。原油が反発しているのにゴールドは上がってきません。少し違った動きをしています。750ドルまで下げる可能性があるという意見もありますが、上昇トレンドに変わりはありません。

The Hedge Book 2007 Q3

今年の第3四半期における金鉱山会社によるヘッジポジションは大幅に減ってきているようだが、調査会社によって幾分数字が異なるようである。某ブログでは905トンとされていたが、The Hedge Bookによるとトロイオンス表示なのだが、計算すると約940トンになる。これは第2四半期の約1068トンから128トンの減少となる。かなりのスピードでヘッジポジションが解消されているようである。

バリックはまだかなりのヘッジポジションが残されており今後が不安である。アングロ・ゴールドも膨大な量のヘッジポジションを持っていて、どうするのだろうかと心配してしまう。ニュークレストは積極的なヘッジ解消が功を奏して大幅に減少した。各社のヘッジ解消は今後も加速していくことだろう。ただ、金額を見ているとバリックなんて300ドル台なんてのもあって怖くなってくる。金鉱山会社にとってヘッジ解消は至上命題である。

マーク・ファーバー氏もゴールドには強気

マーク・ファーバー氏は、金相場が2008年に1オンス、1000ドルへ「容易に」到達するとの見通しを示している。ドル安に加え、アジアの中央銀行が準備資産を多様化するとの見方が理由。同氏は6年にわたる金相場の上昇基調が始まった際に金買いを推奨していた。ファーバー氏はドルの軟調地合いが続いているため、金は1980年1月に付けた過去最高値850ドルを上回ると予想した。さらに、「金はまだ比較的割安だ。ニッケルや原油ほど上昇していない」と述べている。

一昨日取り上げようと思っていたニュースだが、私も来年はゴールドが1000ドルに到達すると思っているので心強い。 しかし、840ドルぐらいまで行った時はどうなるのかと思ったが、下げてきた時点でそうだよなと自分自身に言い聞かせた。ファーバー氏は容易に到達すると言っているが、最近の商品相場の勢いやサブプライム問題の深刻さなどから来年の前半に到達する可能性もある。また、アジアの中央銀行とは恐らく中国のことである。ここがゴールドを買い込むと言っている。もちろん、ゴールドは複雑な要因から価格が形成されているので一様ではないが、来年の楽しみとしたい。

波乱の一週間が終わったが・・・

波乱の一週間が終わったが、今だ動きが不透明なままである。株売り、商品売り、ドル安である。米国債利回りが低下しており、資金が一旦債券市場に入り込んでいるように見える。今後、この資金がどの方向に流れるかが問題と言える。来週は更に下落があるのか、上がり始めるのか、それともボックスなのか。ある程度来週は方向性が見え始めると予想している。もちろん、私の見方に変わりはないのだが。とにかく、お疲れさんの一週間であった。

サブプライム問題の真の恐ろしさ

UBSのアナリストは、金融機関および投資家のサブプライムモーゲージ関連の損失が、今後数年間で最大4800億ドルに達する可能性があるとの見方を示した。
 
予想される損失のうち850億ドル程度は、債務担保証券(CDO)に絡んだものにとなるという。サブプライム証券や、これらを組み込んだCDOを手がけてきた大手銀行は、これまでに400億ドル以上の評価損の計上を迫られてる。
 
UBSのアナリストは、損失の何パーセントが実現したかを見極めるのは不可能だと指摘。すべての投資家が損失額を正しく評価をすることが回復のカギではなく、真の問題は、住宅ローン担保証券(MBS)市場の大部分が、価格がほとんどつかない状態で機能停止していることだと述べた。

*サブプライムの根本的な問題は買い手がいないため価格がつかないことか。紙屑化する可能性もあるのかな。まあ、担保があればゼロにはならないが、たまったものではないな。