目標に対する進捗率は・・・

8月を終えて1年の3分の2を終えたことになるが、私の成績はやや遅れている状況である。計算してみたが、2007年の損益率は43.05%である。H株指数の年来騰落率が38.80%であるのでこの水準を僅かに上回るペースで進行中である。ただ私の今年の目標損益率は100%であるため進捗率はかなり悪い。人寿や紫金の決算が良かったことや今後の見通しがつき始めたことなどから後半の追い込みに期待したいと考えている。
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激動の8月を終えて

サブプライム問題の爆発した8月を終えてやれやれと言った感じである。終わってみればH株指数も最高値を更新しており、何の問題も無かったかのようである。

さて、今年もあと4ヶ月である。これからどうなるのであろうか?自分なりの予想を立ててみよう。今晩のバーナンキ発言も気になるが、無難に終えたとしよう。9月18日のFOMCも無難に終えたと仮定して。できればFFレートを段階的に下げていって欲しいが。9月は中国投資(SWF)、本土投資家の香港解禁などで今までになく相場は活況になると予想する。

しかし、一転10月に入ると問題が爆発する。10月はヘッジファンドの決算月であり、ここで損失状況がわかってくる。すると投資していた顧客が解約する可能性が出てくる。それとともに住宅ローンで変動金利の切り替えが10月に集中していることもあり、これで市場が混乱する可能性がある。そのためNYダウは大きく崩れていく可能性があり、香港にも影響が出てくる可能性がある。

11月以降は再び買われていく相場になると見ており年末まで順調に伸びていくとの予想。H株指数は年末17000ポイントを越えていくだろう。

金相場見通し

フィスココモディティーの近藤氏によると現在、1オンス当たり675ドルを挟んだ水準のニューヨーク金先物相場が「年内までに750ドルまで上がっていく」との見方を示した。以下コメント。

「3つの問題から上がると思う。サブプライム問題を契機とする信用不安、社会不安で投資資金が金に避難する。」

「2つ目は、米国でこれから住宅ローンの問題が起こり、個人消費が減少する。そうなるとFOMCが利下げを行うことになり、ドル安が進む。ドル安になると金相場が高くなるというのがセオリーだ。」
   
「3つ目は、中国、インドが約5.7%のインフレで、原油、穀物の価格が高くなるだろう。インフレに強い金の需要が増えるだろう。」

*1つ目のサブプライム問題は当然と言えるが、その割りにまだ金価格は反応しているとは言えない。2つ目はFOMCが利下げをするということが前程であるが、これはまだ断定することはできない。3つ目の中国、インドのインフレ率が高いのはよく分かっていることである。年内750ドルはいい線と言えるのかもしれない。

年金保険基金の投資方針が変わる

中国は、年金保険基金の投資リターンの向上に向け、ポートフォリオの多様化を検討しているようである。同基金は現在、資金の大半を大手商業銀行に投資しているほか、一部は鉄道や高速道路などインフラ開発計画にも投資している。しかし、ここ数年の投資リターンは2.18%と、加重平均インフレ率の2.22%を下回っており、これは実質的に同基金の価値が減少していることを示している。新たな政策は、同基金のマネジャーに代わって投資機関に投資を担当させ、年金基金で債券や投資信託に投資することを認める内容だという。

*年金基金の投資方針変更は非常に大きな問題である。カルパースの様に成長していくようだとただ事ではない。初めは債券や投資信託投資でもいずれは株式にも投資範囲が広がっていくものと考えられる。

想像以上の強さと見た

今日の香港市場は非常に忙しい展開となったようだ。本当に上げたり下げたりご苦労さんだ。随分売られる場面が見られたようだが、後場に入ってから猛烈に買い上げられて下げ渋った。やはり大型株は強い。外部環境が好転するのが、待ち遠しいかぎりである。NYダウの下落はこの程度で収まってくれればOKだな。

再び、NYダウ急落!

昨日の香港は冷静さがあったようで、利益確定の売りに押されやや下げて終わった。昨夜のNYダウのほうは再び大きく下落した。銀行・証券大手に対する投資判断の引き下げや軟調な経済指標を嫌気した売りに大幅続落、NYダウは前日終値比280.28ドル安の1万3041.85ドルで取引を終えた。今年5番目の下げ幅。ハイテク株中心のナスダック総合指数は60.61ポイント安の2500.64で引けた。為替も大きく円高に振れており再び世界同時株安かと思わせる展開。

今日はどの程度香港に影響が出るのか、興味深い。あくまでも予想に過ぎないが、前回ほどの下げにはならないような気がする。ここで売りを浴びせると本土投資家に拾われるだけである。また、来月になると中国投資(SWF)の買いが始まる。下支え要因はかなりある。大きく売ってこない可能性もある。どうなるのか、じっくり見てみよう。

香港ブームは続くか

昨日の相場には驚いたが、果たして香港ブームは何処まで続くのか。正直、年末まではあと4ヶ月もある。この調子で上昇したら大変なことになってしまう。この辺で冷静に考えないといけないのだが。

昨夜のNYダウは7月の米中古住宅在庫戸数が1991年以来の高水準となったことで、住宅市場や個人消費をめぐる懸念が高まった。NYダウは56.74ドル(0.42%)安の1万3322.13ドル。しかし、再びADRは壊れたかのような暴騰、特にチャルコ、シノペック、チャイナライフは二桁以上の上昇で凄まじい。暴騰劇は本日も続きそうである。

紫金の決算を考える

少し前になるが、紫金砿業は2007年中間決算を発表している。売上高は前年比69%増の66億7341万元、純利益も同81%増の12億183万元と大幅な増収増益を達成した。去年の中間決算は膨大なヘッジロスのため売り上げの大幅な増加に対して利益がついていかない状況であった。今年は売り上げの増加よりも利益の増加のほうが多くなっている。経営が正常化してきていることを示している。ただ、今年後半は金価格レベルでいうと5%アップ程度の推移でそれほど大幅な利益増は後半は期待できないと予想する。そのため通期の利益予想は50%増程度と見ている。そこから割り出される来年4月時点の紫金鉱業の予想株価は今日の株価6.16HKD、PER46.642をベースに考えると約9.00HKD程度を予想している。但し、今後の年末のかけての金価格の上昇を想定していないため、金価格が700ドルを越えていく場合はさらに上昇ペースが上がるものと思われる。

人寿の今後はどうなる

中国人寿保険が27日発表した2007年中間決算は、160%の増益となった。これは事前に予想されていたブローカーの数字の上限を少し上回る決算であった。私の予想はひょっとして150%ぐらいは行くのかな?程度であったが、それをも越えている。ポジティブサプライズといって良いのではないだろうか。人寿の株式収益は去年の後半に急激に増えているため下半期の増益ペースは恐らく落ちると思われる。しかし、中間決算で160%の増益であれば通年で100%を越える増益になる可能性は高くなってきたと言える。今日現在の株価は35.15HKD、PER45.422のレベルだが、通年100%の増益だとPER22.711まで下がってくることになる。となると来年の4月の段階で今の2倍にあたる70.00HKD程度まで買われてくる可能性があることになる。ただ、現在のような相場状況で年末を迎えるようだと早期に到達する可能性もあるかもしれない。

天地爆裂!

帰ってきて株価を見て驚いた。いったい何が起こったのか?無差別に買われているのかと思ったが、やっぱりA/H価格差銘柄が特に爆騰しているようだ。しかし、これではいちいち銘柄選定する必要もないような気がしてくる。何を買っても儲かるんじゃないのか?チャルコ、江西、ダータンとか買ってる人はなに考えてるのかね。チャルコは今までのレベルから考えると明らか買われすぎだ。江西はまだ買えるレベルと思うが、ダータンはこのままで大丈夫か?というレベルに来ている。この買われ方はA株に鞘寄せされると決め付けているかのようだ。何か情報が漏れているんじゃなかろうか。まあ、H株指数も最高値更新ということで予想通りの展開となってきた。なにもなければこの調子で今週も行けるのではないだろうか。取りあえずは、よかった!よかった!

活気づく個人投資家たち

何処のブログを見ても本土投資家の香港株解禁の話題に事欠かない様子。そこで何を買うべきかとなる。私は単純にA/H価格差を頭に描いていたが、こんなにいろんな意見があるとは思わなかった。一般にはドラさんとこの経済一週的な考え方で良いように思う。A/H価格差銘柄、本土人のよく知っている銘柄、有名ブルーチップというのは説得力がある。しかし実際に資金流入が起こり割高になってくると香港や欧米などの投資家は利確に入る。そして小型株などにポジション変更することなども考えられるため物色循環となるというのが正解ではなかろうか。A/H価格差は今後縮まっていくものと思われるが、大唐国際発電みたいなものが本当にA株に鞘よせされるかというとやや懐疑的ではある。しかし、A株が下がってくるかと言われてもこれも分からないとしか答えられない。要するにみんなが儲かれば良いのである。

先週の金価格

8月  London  NY(COMEX)
20日  659.50  666.50
21日  657.50  666.20
22日  659.50  668.70
23日  660.75  668.40
24日  660.85  677.50

平均 (665.29)

*今週のゴールドもほとんど動きが無かったが、最後に少し上昇した。株式市場にやや安心感が出てきたところで上昇とはなんとも複雑な心境である。しかし、上昇に対するエネルギーはかなり蓄積されていると思う。年内の爆発に期待しよう。

サブプライム砲の恐怖(妄想爆裂篇)

サブプライム問題に痛めつけられた世界の株式市場は矢継ぎ早の資金供給により沈静化され平和な時を取り戻したかのように見えた。時に西暦2007年○月。物語はここから始まる。今、世界に魔の手が伸びようとしていた。

○ックフェラー総統
「本当に一般市民どもは危機意識のかけらも無いな。のどもと過ぎれば熱さもなんとかとは言うが、安心しきって株を買っているではないか。」

○ールソン将軍
「各国の中央銀行の働きにより、なんとか立ち直ったようですね。」

○ックフェラー総統
「期は熟したな。サブプライム砲発射用意!目標、NYダウ。」

○ールソン将軍
「えっ、ここでサブプライム砲を使うのですか?市場には仲間もまだたくさんいます。それに近くにポジションを取っている個人投資家たちが吹き飛んでしまいます。」

○ックフェラー総統
「かまわん。同胞たちにはプットポジションを取るように指示してある。周りにいる個人投資家もろとも吹き飛ばせ。もとより我々の目的は格差社会を構築することにある。個人投資家がいくら破産しようが我々の知ったことではない。サブプライム砲で貧困層が増えることは想定済みである。本来バブル崩壊とはこれが目的なのだ。サブプライム砲の発射準備にかかれ。」

○ールソン将軍
「分かりました。サブプライム砲発射準備にかかります。」

○ールソン将軍
「サブプライム砲、発射準備完了。目標NYダウ。すべてのポジションをプットポジションに変更終了。」

○ックフェラー総統
「サブプライム砲発射!」

「カチッ」「ドゴーン!」

○ールソン将軍
「総統、NYダウが破壊されていきます。物凄い破壊力です。せ、世界中に拡がっていきます。どうやら誘爆したようです。」

○ックフェラー総統
「我々はすべてポジションチェンジしているから無傷だ。底まで落ちていったら拾い上げなさい。これで我々の任務は完了する。」

こうして世界の株式市場は暗黒の時を迎えるのであった。ほんまかいな。

爆騰相場が来るか?

昨日のNYダウは回復を見せ始めている。また、ADRも壊れているかのようだ。そこへきて香港市場が来週本土個人投資家解禁となったらやっぱり爆騰する可能性もあるような気がする。世界の株式市場はサブプライム爆弾という時限爆弾を抱えているわけだが、このままの状態でテイクオフに入るのか?途中で爆発したら空中分解、うまくいけばそのまま急上昇。う~ん。ハイリスク、ハイリターンか?私は突撃するが、あなたはどうする?

安心感が見え始めてきたNYダウ

■金融データ 8/24(金曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)
    ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円
始値 116.18     1.3566     157.61
高値 116.49     1.3682     159.29
安値 115.54     1.3554     156.62
終値 116.45     1.3676     159.26

【NY株式・債券】
NY株式24日(終値)
ダウ平均   13378.87(+142.99 +1.07%)
S&P500    1479.37(+16.87 +1.14%)
ナスダック   2576.69(0.00 0.00%)
CME日経平均先物 16495(大証終比:+255 +1.57%)

米国債利回り(NY時間16:50)
2年債   4.290(+0.041)
10年債  4.614(-0.032)
30年債  4.884(-0.052)

【商品】
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=71.09(+1.26 +1.80%)
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=677.50(+9.10 +1.36%)

*NYダウが立ち直りを見せている。7月の米耐久財受注や新築住宅販売が予想を上回る強い内容となったため、株式市場は好感し上昇を続けた。ドル円は戻し始め116.45円まで来ている。116.50円を突破できるかが問題か。商品市場も活発な動きを見せており、原油の高騰は問題があるが、久しぶりにゴールドの大きな上昇が見られた。今週に入ってから金ETFにも継続的な買いが入っており、年内に一相場あることを予感させる。

*金ETF残高632.75トン+47.27トン(8/25現在)

風雲急を告げる香港市場

H株指数はついに今週いっぱい上げ続けて相場を終えることができた。流石に今日は息切れするかと思ったが、利益確定売りをこなしてプラスで引けた。サブプライム問題を吹き飛ばして強気相場が帰って来たのか?来週は最高値更新なるかというところだが、そこに思わぬニュースが飛び込んできた。

中国国家外匯管理局は、香港株への直接投資を一部認めたことを受け、中国銀行は27日にも対香港投資業務を始めると発表した。その後は順を追って全国40の重点都市に広げていくという。

本当に来週からスタートするのだろうか?ブローカーが流入資金の試算を行っているが、数字はまちまちのようだ。金額的にはかなり大きいと思う。また、ゴールド・ラッシュ化すると収拾がつかなくなることも考えられる。いづれにしても香港市場にとって資金需給を支える要因となるため好ましいことにかわりはない。

いつまで続く資金供給?

昨夜はロンドン株式市場もNY株式市場も大きく上昇して終えた。かなり安心感は出てきたが、相変わらず資金供給は続いている。いったい何時まで続くのか?サブプライムの余波は続いていると言える。ロンドンは4日続伸、FT100種総合株価指数は109.9ポイント(1.81%)高の6196.0。このところ軟調だった金融株が買われたところに安心感が窺える。NYダウは145.27ドル(1.11%)高の1万3236.13ドル。企業買収の新たな動きやクレジット市場の安定化を受けて、株式など高リスク資産への投資が回復した。前週末17日以降、FRBによる利下げ観測が続いており、FRBが金融市場の崩壊を許さないとの信頼感が再び高まっている。ADRも大きく上昇しており、今日の香港も安心してみていられるのではないだろうか。

目覚め始めた香港市場

今日の相場は終始強かったように思うが、特に後半買いが強まったように感じた。サブプライム問題で全身に被弾しボロボロになりながらも灰の中から甦った不死鳥のようだ。本土の香港株解禁のニュースが良かったこともあるが、もともと買い圧力が強かったところに対するきっかけに過ぎないと思う。H株指数も急落前に戻りつつある。為替のほうは相変わらずであるが、これは当面しかたがなさそう。今後は最高値を更新していく力があるかどうかであるが、NYの暴落さえなければ(ボックスで十分)、突き抜けていく可能性は高いと見ている。

来月からはいよいよ2000億ドルファンドである中国国家ファンド(中国投資)が発進する。今まで香港市場に流通していない資金が次々と流入し始めている現状から高値を更新していくものと判断する。どうやらブローカーが本土からの個人投資家の流入資金の計算を始めだしたようだ。今日の招財のメルマガにも記事が載っていた。外部要因に不安を残しながらも香港市場は単独でテイクオフしていけるのか?乞うご期待である。

独自の道を歩み出すことができるか

今日の香港市場は重要ではないだろうか。本土個人投資家に対する香港株の試験的開放のニュースにより、独自の道を歩みだすのか。今週の動き次第では急激に安心感が増す。思いもよらぬニュースに驚いたが、ゴールドマン・サックスの年末H株指数予想の17000ポイントはこういった背景を予測していたかのようである。

昨日のNYダウは不安定な動きに終始し、-30.49ポイントで引けた。期待された緊急利下げが後退したことが大きかったのかもしれない。また、さらに追加で資金供給が続いていることに対する懸念もある。そろそろこの辺で香港市場も自力で動き出すと面白いとは思うのだが。今日は期待して見ていこう。

市場を爆発させるだけの力があるか

温泉から帰ってきました。香港市場にとって、この2日間の上昇はここ6年のうちでは最大であったようだ。また中国国家外為管理局(SAFE)は20日、個人投資家が天津浜海新区内の中国銀行の口座を通じ、保有外貨を香港株に投資することを容認する方針を示した。このニュースの発表も大きかったかもしれない。

SAFEによると、試験プログラムのもとで投資家が投資できる海外市場は香港に限定される。年間5万ドルまでと現行の規則で定められている個人が購入できる外貨の上限は、試験プログラムでは撤廃され、投資家は人民元を制限なく外貨に変換し、香港市場に投資することが可能になる見通し。

このタイミングでこのニュースをぶつけてくるというのも凄い。やはり中国は株高に導いて行きたいというのは間違いない。比較的早い段階で全面解禁になりそうな予感もしてくるだけに効果的だったかもしれない。今週上げ続けるようだと流れが変わるかもしれない。

ちょっと、ひるがみ温泉まで

とうとう世界同時株安から週が明けた。今週はどうなるでしょうか。今現在、日経平均は高値で寄り付いているようですが、香港も寄り付きは高値でしょう。為替のほうは114円台ですね。なんとか立ち直って欲しいものです。

私は今日から1泊2日でひるがみ(長野県)のほうまで温泉に浸かりに行って来ます。今晩と明日はブログの更新は休止の予定です。よろしく!

今週の香港は・・・どうなる?

先週の相場は大変だったようだが、幸い旅行中で見ることは無かった。ズタボロに引き裂かれた香港市場はどうなるのか。根拠は薄いが取り合えず予想してみよう。

先週末NYダウはFRB公定歩合0.50%の引き上げに好感し急激に回復し大幅上昇で終えた。特に金融株は大きく買われているが、なぜ?と言いたい。正直、この状況でアメリカの金融株を買える人は少ないと思う。内部事情に詳しくないと怖くて買えるものではない。ある程度買えるという確信が無ければできない。これは機関投資家による買いだと思う。

この状況を素直に受け入れるのであれば当面の底入れと考えて良いように思う。FFレートの引き下げを早期に行えばさらに安心感が増すと思うが。ただ、この問題はこれで終わりではなく再度痛めつけられる可能性があることを頭に入れておかなければいけない。そのように考えるのであれば、香港市場も明日は反転すると考えられる。先週下げた分は比較的早期に回復するというのが私の予想である。

しかし、投資配分が変わってくる可能性がある。マネーはじゃぶじゃぶの状態であるにもかかわらず、買えないものが増えつつある。住宅系の債券はほとんど買えないだろうし、思い切ったドル買いに傾く可能性もあるだろう。もう少し先の話になるがBRICSに来るのかどうかが問題ですね。

ドル暴落は回避できるのか?

最近の為替の動きを見ているとドルに対する不信感が沸いてくる。果たしてドルは暴落を免れることができるのだろうか。今の通貨は不換紙幣であるから金の裏づけはない。アメリカという国の信用を背景にしてのみ存在する。金本位制を放棄後のドルの強さは恐らく原油取引の決済通貨であることが大きかったのだと思う。

イラクがアメリカに攻撃された最大の理由は原油の決済をユーロ建てで行おうとしたため、ロックフェラーの逆鱗に触れたことが原因だと囁かれている。同じ事をイランもやろうとしている。また、ベネズエラのチャベス大統領も同様のことを言っている。これらの国々は攻撃される可能性がある。

最近では原油価格の高騰ですっかり元気を取り戻したロシアが原油と金の先物取引を自国でルーブル建てで始めているし、あからさまに米国債の所持比率を下げ始める。中国もまた中国国家ファンドの設立に伴い米国債の売却が始まる。今はドル売り圧力が極めて強い。

アメリカ自身は膨大な双子の赤字を抱え青息吐息の状態であり、対米証券投資が減少を始めるとかなり危険な状態になるかもしれない。つまり、いくら赤字体質であっても世界中からマネーが流入していれば大丈夫だったわけだが、サブプライム問題によりマネーの流れが変わる可能性も否定はできない。

このシナリオ通りに進行すると危険度は高まるが何らかの方策を打つものと見られる。最悪の場合はドル円が80円というのも絵空事ではないだろうが、そうならないように努力して欲しいものである。

推薦図書のご紹介

ドル覇権の崩壊 副島隆彦著 徳間書店 1500円

この本、タイミングが良いというか、要するに崩壊論支持者なのだが、ドル円が80円になるとか、ドルの暴落を予想している。「マネーはこう動く」の藤巻建史氏とは反対意見である。藤巻氏はドル円は153円と言っていますから。ただ、個人的にはこの手の本は好きなほうなのでよく読みます。

超・格差社会アメリカの真実 小林由美著 日経BP社 1700円

この本、お薦めです。アメリカの富がどのようにして一部の富裕層に偏在して言ったか、データを交えながら詳しく書かれています。日本もこの流れに巻き込まれていきそうで心配です。今の経済構造を知る上で必要な一冊と言えます。

*下落相場の時は気分転換に読書でもしましょう。

The Hedge Book 2007Q2

金鉱山会社のヘッジポジションに関する最新のデータが更新されているようだ。今回は2007年のQ2のものである。金鉱山会社のヘッジポジションの減少と金価格の上昇カーブには明確な逆相関が認められる。今回のデータにおいてもヘッジポジションの減少が認められている。今後の金相場動向にとっては強材料である。

ニューモント・マイニングのヘッジポジションがゼロになったのが目を引くがバリック・ゴールドのヘッジの多さには驚く。アングロ・ゴールドも気をつけなければいけないほどのヘッジポジションを所持している。世界的に見てもヘッジ外しの傾向は顕著であるといえる。紫金鉱業も若干のヘッジを抱えており早急な対応が望まれる。

金鉱山会社名        ヘッジ残
バリック・ゴールド      950万オンス
アングロ・ゴールド      1113万オンス
ニュークレスト・マイニング 420万オンス
ズージー・マイニング    14万オンス
Global Total          3434万オンス

*1オンスは約31グラムなので3434万オンスは約1064.5トンになる。結構な量になるが、上記3社で大半を所持していることになる。

先週の金価格

8月  London  NY(COMEX)
13日  668.75  680.90
14日  668.35  679.70
15日  667.25  679.70
16日  662.25  658.00
17日  657.50  666.80

平均 (667.93)

*激動の一週間が終わった。しかし、株式市場と比べると大したことはないように思う。ただ、金ETFが約8トンほど売却されており、個人投資家の混乱なども窺える。実際の金需要のほうはかなり順調で宝飾需要は前年同期比32%増の697トンとかなり増加している。金価格の上値の蓋が外された時が楽しみではある。

アメリカの金融資産は富裕層に集中する

2001年の統計によると全世帯のトップ1%が全米の富の33.4%を保有し、次の4%が25.8%を保有する。要するに上の5%で60%の富を握っていることになる。そして次の15%が25.2%を保有するので上位20%で84.4%の富を握っていることになる。これが何を意味しているのか。

これを金融資産でみるとさらに凄い。トップ1%で40%を押さえ、上位5%で3分の2を抑えてしまう形になる。これは主要資産が住宅であることを反映している。したがって上位20%の金融シェアは91.3%になってしまう。さらに続けると上位40%ですべての金融資産を持っている形になる。残りの60%は金融資産はまったくなく借金のみである。

金融資産の中から年金や生命保険などの収入予備的な資産を除き、投資としての金融証券に限定してみるとトップ1%のシェアは58.0%、次の9%のシェアが30.6%で上位10%の持分は88.6%まで到達する。つまりウォール街は1%の人間を儲けさせれば全米資産の6割を満たすことができ、10%の人間を儲けさせれば9割を満たすことができるのだ。それ以外はゴミ同然なのである。

アメリカの金融政策は多く見積もってもトップ10%の人間を満たすためにのみ行われているものである。それを一般大衆に悟られないように行うのが金融政策の難しいところなのである。

FRBの対応をどう考える

昨日FRBは緊急利下げを行った。これをどう考えるべきか。しかし利下げと言っても公定歩合を50bp引き下げた。これはFRBが金融機関に準備金を貸す時のレートであまり関係ない。一般に問題とされるのはFFレートのほうで中央銀行が準備金を他の銀行に貸す時のレートのほうであるが、変更されていない。

どう考えてもFFレートは下げたくないという意思が伝わってくる。ついこの間まで最大のリスクはインフレだとしていたはずだが、今では景気減速になろうとしている。市場は今回の利下げを好感し急騰したが、次のFOMC(9月18日)まではまだ遠い。それまで持つのか?市場はFFレートの利下げを求めている。

私は利下げする時が暴落の時だと考えていたが、逆の現象が起きている。問題(サブプライム)が発覚してから買いオペを断行し、まず金融システムを助ける。その後利下げをしていき株式市場を活性化するパターン。来月順当に利下げが行われれば立ち直っていくのだろうか。その前にやるかもしれないが。確かに株式市場がここまで下落したら投資家たちは何でもいいから助けてくれとなる。そこで大量の資金(買いオペ)を注入して金融システムを助ける。初めからこれが狙いだったのでは?金さえ補充してもらえればあとはなんとでもなる。個人投資家は被害を被ったのだが・・・。

繰り広げられる惨劇

箱根から帰って来たら、この惨劇に驚きました。何が驚いたって、やっぱ為替でしょう。一時112円割れ寸前までいったのか。これは私が考えていたレベルを越えている。危険水域である。ここまで行くと日本の輸出型企業群も厳しくなってくる。日銀は為替介入しなかったのだろうか。またはアメリカに止められている可能性はあるのだが。すべての時間が逆回りをし始めた。今後どうなっていくのだろうか。

冷静に考えるべきことは欧米の金融機関で資金繰りに窮している機関はない。それは各国の中央銀行が公開市場操作(買いオペ)を行っているから健全な状態である。そのため昨晩はNY市場では金融株は買い戻され始めている。実際に破綻しそうなのは住宅ローン会社とファンドだけなのである。あと問題は実体経済に対する影響である。アメリカ経済自体は景気減速のリスクが高くなっているが、まだ確定してはいないということと世界経済は堅調だと言うこと。

しかし、香港市場の売られ方にも驚いた。出来高も物凄い。どうやら本土資金による買い支えと売り圧力のせめぎあいがかなりのものであったようだ。私は売られすぎだと思うが、勝負するのなら大型株を薦める。個人的には紫金の動きにも目が離せない。ろくに決算発表も見ずに旅行に行っていたが、思ったよりも数字は良かったと思う。売上は前年同期比69%増の66億7000万元、純利益は同81.4%増の12億元と大幅増益。これで売られたのではたまらない。

サブプライム系の損失補てんのため商品系は益出しで売り飛ばされているようだ。特に原油や非鉄金属は景気の影響を受けるのでなおさらである。ゴールドも大きく売られ元気なし。信用不安がかなり深まっている。パニック売りがかなり強いと言える。実態以上に悲壮感が強くなっているため正常化するまでは時間がかかりそうだ。こういった状況判断で良いのかな?私は来週の月曜日、火曜日も旅行なんだが、もうどうでもいいって感じなのだ。

世界中に拡がる公開市場操作

再びFRBは公開市場操作を行った。しかし、FRBだけではない。ロシア、ノルウェー、カナダ、何処まで続くことやら。NYダウは大幅続落。かなりこらえていたのだが、堰を切ったように後半急激に下げ始めた。パニック売りの様相である。もう一段の下落を覚悟せねばなるまい。

今日から箱根のほうまで一泊二日の旅行に出ますので今日明日の更新は休止の予定です。それでは!