ペルシャ湾の危機

未だかつて無い規模での軍事演習を繰り広げる米軍に疑問の声が投げかけられている。ロシア筋は攻撃を行うものと見越しているようであるが、アメリカ側はイラン空爆を行うのであろうか?英海軍兵士らのイランでの拘束事件等もあり、地政学的リスクが上昇し原油価格は高騰を始めている。原油はまだ上昇を続けていきそうである。すでに情報を入手した機関投資家の動きが活発化していると見てよいのだろうか。しかし、ゴールドはそういった動きには見えない。この状況をどう判断したらよいのであろう。
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7000ドル目前に迫る銅価格

つい最近までは銅価格が何処まで下がるか分からないと回答していたが、もう7000ドルが目前に迫っている。米住宅市場は未だに方向感がつかめないまま迷走中である。そんなことはおかまいなしに銅価格は順調そのものである。中国の銅需要が旺盛であるというニュースにも助けられ、このまま行きそうである。資源は基本的に需給により左右されるが、その狭間で投機対象となるため強烈な上昇カーブを描く。今年の銅が描くカーブはどういったものになるのか?この動きを見る限りは堅調そうである。

目まぐるしい指標の変化に為替が・・・

■金融データ 3/29(木曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)

 ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円
始値 116.85   1.3314    155.56
高値 118.10   1.3354    157.48
安値 116.68   1.3303    155.36
終値 118.07   1.3331    157.40

【NY株式・債券】
NY株式29日(NY時間16:27)
ダウ平均   12348.75(+48.39 +0.39%)
S&P500    1422.53(+5.30 +0.37%)
ナスダック   2417.88(+0.78 +0.03%)
CME日経平均先物 17350(大証終比:+80 +0.46%)

米国債利回り(NY時間17:01)
2年債   4.583(+0.015)
10年債  4.644(+0.024)
30年債  4.843(+0.012)

【商品】
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=66.03(+1.95 +3.08%)
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=667.60(-5.30 -0.78%)

【経済指標結果】
*米実質GDP・確報値(第4四半期)21:30
結果 2.5%
予想 2.2% 前回 2.2%(前期比年率)

*GDPデフレーター・確報値(第4四半期)21:30
結果 1.7%
予想 1.7% 前回 1.7%(前期比年率)

*米コアPCE・確報値(第4四半期)21:30
結果 1.8%
予想 1.9% 前回 1.9%(前期比年率)

*米新規失業保険申請件数(3月25日週・万人)21:30
結果 30.8
予想 32.0 前回 31.8(31.6から修正)

*目まぐるしい指標の変化に為替が乱高下している様子。昨日は円高に急激に触れていたが今日は円安。米GDPの上方改定がドル買いというよりも、むしろ円売りを誘った印象だ。原油は節目の65ドルをあっさり突破したため急騰していく可能性も出てきた。いくらなんでも買われすぎと思う。そのわりにゴールドのほうは大人しい。しかし、金ETFはしっかりと買われている。かなり底堅くなっていると思われる。来月からは強気で行けるか?

*金ETF残高595.54トン+44.73トン(3/30現在)

今日、沖縄から帰ってきました

今日、沖縄から帰ってきました。沖縄の海は世界一だとふぉれっくすさんが言われていましたが、まさに実感しました。透き通るようなエメラルドブルーの海って本当にあるんですね。驚きました。しかし、4日間通じて蒸し暑かったこと。1日雨に降られましたが、なんとかスケジュール通りこなすことができ無事に帰ってくることができてホッとしています。なんか浦島太郎になった気分ですが、徐々に馴らしていきたいと思います。紫金が無償分割していますね。下落したかと思って驚きました。今日だったとは、知らなかった。NYダウはすっかり怪しい空気が流れ始めていますね。

ブログ休止のご案内

明日3月26日から3月29日までの4日間、沖縄旅行のためブログを休止いたします。また、4月2日、3日は神戸出張のためブログを休止いたします。しばらく更新が滞りますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

昨日は仕事で名古屋に行っていたのだが、ひどい目に会った。帰りの新幹線で3時間も閉じ込められてしまった。なんでも掛川の辺で転落した人がいたらしいのだが、そのため名古屋、三河安城間で3時間閉じ込められたのだ。家に着いたのは2時30分ぐらいだったかな。疲れる一日だった。明日の飛行機は大丈夫かな?

先週の金価格

3月  London  NY(COMEX)
19日  655.00  654.30
20日  659.00  659.00
21日  658.75  659.25
22日  663.00  664.20
23日  656.25  657.30

平均 (652.18)

*大きな動き無し。原油の上昇にも反応していない。700ドル回復はきっかけが必要なのか?しばらく様子見。

先週の非鉄金属価格

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*為替の動きに注目。このままドル高基調が続くのか?銅在庫の減り方が急激ですね。銅価格も7000ドルを回復しそうな勢いです。しかし今週は下げ難いと思っていたニッケルが値を下げています。非鉄金属揃い踏みとはいかないようです。

*今回をもって先週の非鉄金属のコーナーは休止といたします。トピックは記事として記載する予定。

2月の米中古住宅販売、予想外に好調

全米不動産業者協会(NAR)が 23日に発表した2月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年換算、以下同じ)は前月比3.9%増の年率669万戸。中古住宅販売は予想外にプラスとなり、ほぼ3年ぶりの大幅な伸びとなった。貸し出し基準が厳しくなっているにもかかわらず、住宅市場が引き続き回復していることを示した。

20日発表の2月の住宅着工件数とともに、住宅市場が経済全体の足を引っ張っているとの見方の後退につながった。住宅価格の下落と借り入れコストの減少が需要を下支えており、信用力の低い個人を対象にしたサブプライム住宅ローンの不履行が住宅の供給過剰を悪化させるとの懸念が薄れた。

ニューヨーク外国為替市場ではドルがユーロに対して上昇。円に対しても値下がり分をほぼ回復した。米国の2月の中古住宅販売件数が予想外に前月比で増加したことから、連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げ観測が後退した。

23日のニューヨーク株式市場は、朝方発表された2月の米中古住宅販売件数が前月比3・9%増の669万戸(年換算)と市場の予想を上回ったことを好感し、株価は上昇した。しかし、上値はやや重い感は拭えない。

*しばらくはやや堅調な相場展開となるのだろう。インフレ懸念は依然として拭えないので商品にも動きが出てくるだろう。ベースメタル(銅)が若干動いているが、他の商品にも動きが出てくるものと考える。

相場は動き始めるか

為替のほうが動いているが、ドル円は118円台に上昇した。このまま120円ぐらいまで戻すのかな?NYダウは当面は下げないのだろう。商品に動きあり。原油が大きく上昇、銅も元気が出てきている。ゴールドもじわじわ上げているが、金ETFに買いが戻ってきたのが大きい。そろそろ出番が来ても良いのでは?

*金ETF残高589.68トン+44.73トン(3/23現在)

米FOMC、バイアス変更

米FOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25%で据え置くと決定した。一方、市場の注目を集めていた声明ではインフレについて、「期待通りに鈍化しないリスクが最も重要な関心事項」としながらも、これまで継続してきた「一段の引き締めの可能性」を削除した。その上で「将来の政策調整は、これから明らかになる情報に基づくインフレと経済の見通しの変化に左右される」とした。

FOMCが利上げへの傾斜姿勢を取りやめたことを受け、米債市場では短期ゾーン主導で金利が低下。2年債利回りはこの1週間で最大の下げとなって 4.53%付近に低下したほか、10年債も前日比2ベーシスポイント(bp)低い 4.53%程度となった。

一方、米株相場は続伸。FOMCが予想外に反して利上げへの傾斜姿勢を取りやめたことが好感され、株価は8カ月ぶりの大幅な上昇となり、年初来の下げ分をほぼ取り戻した。

*これで当面は利上げは無くなった。どうやら株高に持っていきたいのだな。私にとっては好都合だが、まぁ後々怖いかもしれないが・・・。

*冷静に考えれば利上げなどできるとは思えないが、市場がこういう反応の仕方をするのは・・・。

いよいよFOMCだが・・・

今日からFOMCが始まっているのだが、政策金利は据え置きが確実視されている。注目はいつも通り声明ということになるが、一部ではハト派な内容になるとの見方もあるようである。しかし、先日発表になた消費者物価からすると、尚インフレ懸念は払拭されておらず、「指標次第」と前回同様に利上げ、利下げ双方に可能性を残す声明になるとの見方が有力だ。FOMC後、市場は再び動き始める。さあ、どちらに動き始めるだろうか?

今日は小学校の卒業式

今日は娘の小学校の卒業式であった。そのため仕事を休んでしまった。まあ、一生に一度のことだから良いかなと思って休んだのだ。30年前に私が卒業した小学校なのでやや感動的だった。とうとう、うちの娘も中学生になるのか・・・。お昼はイタリアンを食べに行ってきた。それから来週の沖縄旅行の手続きにJTBまで。明日はスケジュールを決めないといけない。何処へ行こうかな。

イラン戦争はすでに既定路線か?

米カリフォルニア州議会では、州の年金基金にイランとのビジネス関係にある企業の株式数十億ドル相当を手放すよう義務付ける法案が検討されている。

法案が通過すれば、米国最大の年金基金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)や同州の教職員退職年金基金は仏銀行大手BNPパリバやドイツのエンジニアリング大手シーメンス、イタリアの石油会社ENIの株式を売却しなくてはならなくなる。

この法案の作成に関わったジョエル・アンダーソン議員(共和党)は、「誰がテロに資金を供与しているのか。州の職員が資金源になるような事態は絶対にあってはならない」と述べた。さらに、「テロとの戦争においては、資金の断絶こそ最良の武器だ」と付け加えた。同議員によると、この法案の影響を受ける投資は推定240億ドル(約2兆8200億円)に達する。

カリフォルニア州は昨年、スーダンに関連した投資を取りやめるよう年金基金に指導している。このほかにもテキサスやメリーランド、ニュージャージーなど複数の州でテロとの断絶をうたった投資戦略を推進する動きがみられる。

*もっともらしい理由をつけているが、戦争による損失を回避するという意味にも取れる発言である。5~6月ごろが怪しいか?

依然として不透明なのだが・・・

NYダウは爆弾を抱えた状態であるし、中国は0.27%利上げを発表した。やっぱり今日は下げだろうなあと思っていたのだが、意外と強かった。資源はあまり強くなさそうだが、しばらく我慢か?この局面ではオルタナティブは強そうなのだが、沈黙しているようだ。動く時はいきなり来るから予想するのは難しいのだが。人寿が今日は強かったようである。さして買われる理由はなかったと思われるが、こういったときに買われる銘柄は得てしてその後大きく買われていくことが多いように思う。まあ、先のことは分からないのだが・・・。

陳健一の作る四川料理

今日は久しぶりに陳健一さんの作った四川料理を食べに行ってきた。毎年、豊橋市には陳健一氏が来る。豊橋クグランドホテルの企画で陳健一のコース料理が楽しめるのである。15000円とかなり高いのだが、これが絶品なのだ。本場四川のマーボー豆腐は赤黒くてめちゃくちゃ辛い。それでも美味しいのだ。私は常連なのでいつもホテルから連絡が来るので、チケットを購入しておく。毎年3月が待ち遠しいのだ。今日はごちそうさまでした。

先週の非鉄金属価格

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*銅価格が堅調に上昇し始めた。在庫のほうも減ってきている。中国需要が期待できるというニュースも漏れ聞こえてきた。全般に非鉄金属価格は堅調に推移した。株価の弱含みとは裏腹にオルタナティブ投資は活発化するのではないだろうか。もしそうなら資源株に動きがありそうだが。

先週の金価格

3月  London  NY(COMEX)
12日  647.75  650.30
13日  650.80  649.40
14日  643.25  642.50
15日  648.50  647.10
16日  653.20  653.90

平均  649.65

*650ドル前後で落ち着き始めているゴールドであるが、上昇のきっかけとなるのは何であろうか。

20日のFOMCは・・・

■金融データ 3/16(金曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)
ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円
始値 117.57   1.3238   155.64
高値 117.62   1.3340   155.87
安値 116.51   1.3231   155.23
終値 116.73   1.3318   155.42

【NY株式・債券】
米国債利回り(NY時間16:52)
2年債   4.588(+0.008)
10年債  4.542(+0.006)
30年債  4.693(-0.002)

NY株式16日(NY時間16:42)
ダウ平均   12110.41(-49.27 -0.41%)
S&P500    1386.95(-5.33 -0.38%)
ナスダック   2372.66(-6.04 -0.25%)

【商品】
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=57.11(-0.44 -0.76%)
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=653.90(+6.80 +1.05%)

【経済指標結果】
*米消費者物価指数(2月) 21:30
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.3%(コア・前月比)
結果 2.4%
予想 2.3% 前回 2.1%(前年比)
結果 2.7%
予想 2.7% 前回 2.7%(コア・前年比)

*米鉱工業生産(2月)22:15
結果 1.0%
予想 0.3% 前回 -0.3%(-0.5%から修正)

*米設備稼働率(2月)22:15
結果 82.0%
予想 81.3% 前回 81.4%(81.2%から修正)

*ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(3月)23:00
結果 88.8
予想 89.0 前回 91.3

*来週20日にFOMCが開催される。きょうの消費者物価指数を見ると、インフレ警戒感も依然として残っており、FRBが利下げをすることはないのではなかろうか。前回同様に「インフレリスクは残こるが、いずれ緩和すると見込む。現在の金利水準は最適。今後は指標次第」と、これまでを踏襲する声明が有力である。

*市場関係者の一部では、FRBは住宅ローンのサブプライム問題をめぐる懸念に対して、FOMCで何らかの見解を表明する必要があるとの意見もあるようだ。バーナンキ議長やバイズ理事の発言から、FRBはこの問題に関して、サブプライム融資そのものは懸念材料だが、住宅ローン全体は健全、米経済への打撃は大きくないとしている。

米景気減速が世界に与える影響

13兆3000億ドル(約1560兆円)規模の米経済がその勢いを失えば、ほかの国や地域がそれを補うことになるのだろうか?エコノミストが常に頭を悩ます問題だ。世界経済が急激な米景気減速に耐えられるかどうかを予想するには、複雑な計算を必要とするが、アジアと欧州の株価には既にその影響が表れている。

欧州と日本に加え、中国やインドなどの途上国の経済が米国の消費者への依存から脱却することができるという考え方は興味深いが、残念ながら無理がある。米国の景気は減速している。2006年10-12月期の米国内総生産(GDP)は前期比年率2.2%増と、同年1-3月期の5.6%増から、伸び率が低下。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト73人を対象にまとめた調査では07年の米経済成長率は平均2.5%と見込まれている。昨年は3.3%だった。

オランダの金融大手INGグループは、住宅販売の減少が消費者心理を損ない、景況感悪化が企業利益を圧迫するとして、07年の米成長率見通しを2.3%から2.1%に引き下げた。米ゴールドマン・サックス・グループは今年の米成長率が2.1%になるとの予想を示した。

ゴールドマンの経済調査責任者(ロンドン在勤)、ジム・オニール氏は、最近の株式相場の不安定さに触れ、市場のコンセンサスを下回る同社の成長率見通しは、さらに「下振れリスク」があるとしながらも、世界経済の米国からの「切り離し」が可能だとの見方をしている。

同氏は、13カ国から成るユーロ圏と日本、英国、「BRICs」と呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国の新興市場4カ国がいずれも06年10-12月期、米国を上回る成長率になったと指摘。「米国が実際、世界の経済成長の『エンジン』であることをやめたようだ」と言う。ゴールドマンによれば、今年の成長率予想は中国が9.8%、インドが8%、日本とユーロ圏はともに2.4%だ。

*正直、私が最も知りたいのは米景気減速の中国に与える影響であるが、実際どの程度のものなのであろうか。軽微ですむのか。はたまた、大きなダメージを受けるのか。実際のところ予想がつかない。最近の世界同時株安のニュースを見ていると何処にいても同じような気もするが、膨大な量のマネーは行き場を失っている。この状態でクラッシュしても引き上げられた資金は何処へ行くというのだろうか。分からない事だらけだ。

売られる金ETF

昨日はまとまった量の金ETFが売却されているようだが、非常に不自然なタイミングの売却である。高いところで売却して利益確定するのなら分かるが、なんで下げているところで売るかな。どうも売られているのはNYのStreettracksのようである。6トンちょっと減ってるかな。この間も少し売られていたので減ったなあという感じ。

*金ETF残高587.22トン+44.26トン(3/15現在)

再び暗雲垂れ込めるNYダウ

■金融データ 3/13(火曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)
ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円
始値 117.73   1.3191   155.32
高値 117.79   1.3221   155.32
安値 116.22   1.3156   153.37
終値 116.27   1.3197   153.44

【NY株式・債券】
NY株式13日(NY時間16:29)
ダウ平均   12075.96(-242.66 -1.97%)
S&P500    1377.95(-28.65 -2.04%)
ナスダック   2350.57(-51.72 -2.15%)
CME日経平均先物 16790(大証終比:-340 -1.96%)

米国債利回り(NY時間16:56)
2年債   4.505(-0.126)
10年債  4.487(-0.065)
30年債  4.654(-0.043)

米抵当銀行協会(MBA)
06年第4四半期のサブプライムの返済遅延率は13.33%。
02年第2四半期以来の高水準。
住宅ローン全体の返済遅延率は4.95%、03年第2四半期以来の高水準。

*住宅ローンのサブプライム融資(信用度の低い顧客への融資)の債務不履行に対する懸念が強まり、株式市場が大幅安となっており、米経済の先行きに対する不透明感が高まった。再び全面安の展開。また、為替が大きく動き出した。神経質な印象が否めない。一つ間違えると危ないな。

米景気後退予測

グリーンスパン氏は3月5日にブルームバーグ・ニュースとの会見で、今年の米リセッション(景気後退)入りの確率は「3分の1」と具体的な数値を挙げて答えた。しかし、前回のリセッションに陥る前には、グリーンスパン議長はその可能性について、まったく触れていなかった。

前回のリセッションは2001年3月から同年11月まで続いた。当時、グリーンスパン議長が指揮した連邦公開市場委員会(FOMC)は、迫りくる景気後退を前に、声明に盛り込むリスク判断を2000年11月まで、「インフレ」とし、利上げ方向を示していた。FOMC声明が「景気リスク」に転換したのは2000 年12月になってからだった。グリーンスパン議長(当時)は、リセッションの可能性を示唆する暇もなかったようだ。

年が明けた2001年1月3日に、同議長は緊急FOMCを招集し、0.5ポイントの大幅利下げを断行。同月25日の議会公聴会で、グリーンスパン議長は「米景気は劇的に減速しており、現時点ではおそらくゼロ成長に極めて接近しているだろう」と景気後退が切迫していることを初めて認めた。景気後退の予測は示さず、ほとんど実況中継の趣があった。

今回は議長職を離れ、民間エコノミストの立場から、景気後退の確率にまで言及したのだろう。グリーンスパン氏が金融政策の決定権を持っていない以上、1民間エコノミストの予想と同列のものだ。

*リセッションの確立は三分の一と言っているが、高いのか?低いのか?。リセッションはやはり一年ぐらいかかるようだ。かなり直前にならないと景気リスクには転換しないことがわかる。独自に判断を早めにしたほうが良いのだがこれが難しい。

米住宅市場不況深刻に

不動産業者やエコノミスト、アナリスト、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者などによると、150万人を超える米国人が自宅を失い、住宅関連業界では10万人が解雇される可能性がある。また、信用度の低い借り手向けのサブプライム住宅ローン会社では、さらに100社が経営破たんの恐れがあり、金融株は、住宅ローンの焦げ付き懸念から下げ幅を拡大する可能性がある。

米国の住宅販売の半分以上を占める春の住宅購入シーズンはこれまでのところ期待外れの結果で、全米住宅建設業者協会(NAHB)は、先月の販売増加見通しから一転して6四半期連続の減少予想を示した。

2006年まで5年間続いた住宅ブームで、米国の持ち家世帯数は過去最高に達したが、ここにきてデフォルトは増加し、サブプライム住宅ローン会社の経営破たんが相次ぎ、売れ残り住宅は増加している。この状況が1991年と同じパターンをたどるとすれば、住宅市場の不振は少なくともあと1年続き、リセッション(景気後退)を招きかねない。

今回の住宅市場の不振では、新築住宅販売は2005年9月以降、28%減少しており、入手可能な直近データでは1月が底となっている。米失業率は5年ぶりの低水準にあるものの、住宅ローン関連部門の雇用は1月だけで約2000人減少した。06年初め以降、住宅金融会社8000社のうち少なくとも24社がこれまでに、事業の閉鎖や売却を余儀なくされている。

サブプライム住宅ローン会社2位のニュー・センチュリー・ファイナンシャルは300人を削減した。同社の株式時価総額は先週、78%減少し、破産法適用を申請するとの憶測が高まっている。住宅ローン部門の売却を目指しているフリーモント・ゼネラルは、米連邦預金保険公社(FDIC)から先週、サブプライム・ローンの実行中止を命じられた。

*危ないな・・・。いつまで持ちこたえるのか。今年最大の問題と記憶しておこう。

先週の金価格

3月  London  NY(COMEX)
5日  636.75  639.20
6日  643.75  646.20
7日  646.40  652.90
8日  654.25  655.50
9日  652.25  652.00

平均 (650.58)

*為替が反転してドル高に振れているわりにゴールドは堅調でしたね。650ドルラインは底堅いとみて良いかもしれません。

先週の非鉄金属価格

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*銅価格はまだふらふらしている。もうひとつ危ない感じが拭えない。在庫は今週も減る傾向にある。もう一息というところか。

為替が戻っていく

■金融データ 3/9(金曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)
ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円
始値 117.18   1.3133   153.89
高値 118.38   1.3159   155.20
安値 117.10   1.3087   153.83
終値 118.32   1.3115   155.18

【NY株式・債券】
NY株式9日(NY時間16:25)
ダウ平均   12276.32(+15.62 +0.13%)
S&P500    1402.85(+0.96 +0.07%)
ナスダック   2387.55(-0.18 -0.01%)
CME日経平均先物 17205(大証終比:+95 +0.56%)

米国債利回り(NY時間17:01)
2年債   4.665(+0.108)
10年債  4.587(+0.075)
30年債  4.721(+0.067)

【商品】
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=60.05(-1.59 -2.58%)
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=652.00(-3.50 -0.53%)

【経済指標結果】
★米雇用統計
*非農業部門就業者数(2月)22:30
結果 9.7万人増
予想 9.5万人増 前回 14.6万人増(11.1万人増から修正)

*ドル円は118円台に上昇した。雇用統計発表後、117.40近辺から一気に上昇した。米経済の先行きに暗雲を漂わせているのが住宅ローンのサブプライム融資(信用度の低い顧客への融資)の債務不履行問題である。今日は強い米雇用統計にもかかわらずNY株価の上げが今ひとつだったことからも、この問題の全体への波及がどの程度のものなのか、市場の不安も強いことが窺える。まだまだ目が離せないと言うことか。

NY金先物:3日続伸、655.50ドル

ニューヨーク金先物相場は3日続伸。アジアの株式市場の回復が金やその他の商品需要を押し上げるとの見方が広がった。

AGエドワーズ・アンド・サンズ(セントルイス)の商品アナリスト、ダニエル・ボート氏は、「これまで長期的に金相場が強気だったのは、経済成長が見込まれている中国やインドといった新興国市場で天然資源インフレが起きるとの観測に基づいている部分が大きい。そうした新興市場の回復は、金相場の強気派が戻ってくる兆しだ」と語った。

*底打ちしたと言っても良いのかもしれない。銅価格も落ち着きを見せており、予想以上に反転が早い可能性が出てきた。

*金ETF残高597.46トン+44.26トン(3/9現在)

反転したと見て良いのかな?

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私はあまりチャートを見てないのだが、こんな形になってたのね。底を打ったようにも見えるが、二番底を試しに行く可能性も否定はできない。明日も力強く上昇するようだと安心感が広がるだろう。

金ETFは順調そのもの

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*金ETFは順調ですね。大きな売却は起こっていません。昨日も買われているようですね。金ETF残高591.11トン+44.26トン(3/6現在)

NYダウは落ち着き始めたのか?

■金融データ 3/6(火曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)
ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円
始値 115.53   1.3090   151.21
高値 116.74   1.3131   153.20
安値 115.22   1.3081   150.76
終値 116.60   1.3128   153.07

【NY株式・債券】
NY株式6日(NY時間16:22)
ダウ平均   12207.59(+157.18 +1.30%)
S&P500    1395.41(+21.29 +1.55%)
ナスダック   2385.14(+44.46 +1.90%)
CME日経平均先物 16925(大証終比:+105 +0.62%)

米国債利回り(NY時間16:34)
2年債   4.566(+0.050)
10年債  4.522(+0.027)
30年債  4.654(+0.019)

【商品】
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=60.69(+0.62 +1.03%)
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=646.20(+7.00 +1.09%)

*なんとなくしっかりしてきたように見えるNYダウ。なんといっても円高ドル安に反転の兆しが見えたか。いずれにせよ為替が落ち着いてくれないと安心感が生まれないので止まって欲しいところ。ゴールドも反転してくれて、ほっとしたところ。