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推薦図書のご紹介

香港もやっと反発したようですが、こんな時には本でも読んでいるのが一番でしょう。私が最近、本屋さんで見つけた本で飛び切りの一冊がありますのでご紹介したいと思います。

「マネーを生みだす怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム」G・エドワード・グリフィン著 草思社です。700ページぐらいありますから、かなりのボリュームです。一気に読むのは結構辛いですが、最近私が読んだ本の中ではダントツにお薦めです。

内容はアメリカの連邦準備制度設立の経緯を描いています。今の通貨システムの成立の背景や経済のシステムを理解するためにはぜひとも読んでおきたい一冊です。私もまだ3分の2程度しか読めていませんが、投資家には必読の書だと思っています。

相場によって掲示板のコメントもいろいろ

アブラモービィッチさんに言われてから気になっていたんですが、他の掲示板のコメントを気をつけて見ています。誰だってそうだと思いますが、下げ相場の時はやっぱりコメントに元気がなくなってきますよね。投資家心理ってものは弱いものです。それをなんとか繋ぎとめてがんばっているのです。もう少しの辛抱ですよ。がんばりましょう。上げようが、下げようが、自分の投資スタンスを確立している人はあまり慌てて動いたりはしない。早く自分独自のスタイルを確立することが重要です。

先週の非鉄金属価格

20070304.gif


*銅価格は波を打っている。まだ、不安定な動きだと言える。在庫が少し減っているのは朗報。

先週の金価格

2月   London   NY(COMEX)
26日   685.75   689.80
27日   676.20   687.20
28日   664.20   672.50
1日    670.40   665.10
2日    651.90   644.10

平均   664.75

*ゴールドは恐ろしい下げ方をした。今週も目が離せない。どの辺で反転するのかが気になるところ。もうひと波乱ありそうな予感。

今日はこれから静岡まで

今日はこれから静岡のほうまで行くことになりました。久能山のイチゴ狩りへ行って来ます。毎年行くのですが、最近は予約をしてないと入れないことが多くなりました。午後からだと予約無しではまずだめでしょうね。人気があるようです。

今日の予定はまずイチゴ狩りに行ったあと安倍川もちを食べに行き、その後温泉によって、最後は焼津のおさかなセンターで買い物をしてから帰ってきます。それでは!

全面安のニューヨーク

■金融データ 3/2(金曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)
ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円
始値 117.62   1.3187   155.12
高値 117.83   1.3201   155.18
安値 116.43   1.3143   153.61
終値 116.81   1.3192   154.09

【NY株式・債券】
NY株式2日(NY時間16:30)
ダウ平均   12114.10(-120.24 -0.98%)
S&P500    1387.17(-16.00 -1.14%)
ナスダック   2368.00(-36.21 -1.51%)
CME日経平均先物 16865(大証終比:-295 -1.72%)

米国債利回り(NY時間16:44)
2年債   4.533(-0.075)
10年債  4.497(-0.053)
30年債  4.638(-0.038)

【商品】
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=61.64(-0.36 -0.58%)
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=644.10(-21.00 -3.15%)

【経済指標結果】
*ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値(2月)3日0:00
結果 91.3
予想 93.5 前回 93.3

昨日のNYはほぼ全面安の展開。NYダウ、ナスダックだけでなくドルも商品も債券も、なんだこれは。正直、ゴールドは650ドルを割り込む可能性は低いのではと考えていたが、あっさり割り込んだ。円高ドル安が急激に進行中。キャリートレードの巻き戻しの影響ですべてが売られているのか?為替のほうはここまで来ると115円が見え始めたが果たして・・・。

3日発表のミシガン大学消費者信頼感指数は予想以上に悪化した。統計とともに出された声明は、低所得層の信頼感の落ち込みが目立ったと指摘。「所得が5万ドル以上の家計と比較してみると(低所得層の)所得や雇用に対する不安は格段に大きくなっている」と分析している。

また、サブプライム住宅ローンのデフォルト(債務不履行)の急増に伴い、2006 年初め以来、少なくとも20の住宅金融会社が事業閉鎖や身売りを迫られている。景気後退の足音はひたひたと近づいているのであろうか。しかし、セントルイス地区連銀のプール総裁は2日、商工会議所での講演で「景気後退は近づいていない」と指摘。経済成長の急減速の可能性を完全に排除することはできないが、個人的には今年も安定した伸びを予想している、との認識を示した。う~ん、なんだかな。要するに様子を見ながら行けということだな。

中国のバブルはいつ弾ける?

中国バブル崩壊論が最近台頭してきているようだが、実際はどうなのか。あれだけ外貨(ドル)を獲得している国であるから国内は人民元通貨が溢れ返っていることになる。そのため猛烈なインフレーションが国内にかかっていると思う。

先日のモノポリーゲームを連想していただければいいと思います。溢れたお金は過剰流動性を生み出し株価や不動産価格を引き上げていく。もちろん需給バランスの悪い資源なども高騰していきます。これが銅や亜鉛などの資源価格の高騰に繋がったわけです。これが今の状況ですね。これが究極的に行き過ぎるとバブルということになります。

そして、どこかで弾けてバブル崩壊と言うことになるのです。原因はまず流通している通貨量が多すぎることです。そのため出回るお金の量を減らすために預金準備率の引き上げなどを行っています。中国政府も必死になってコントロールしようとしているようですが、私は今の経済システムではバブルの発生や崩壊を止めるのは難しいと思っています。

私は今すぐにでも崩壊するというほどのものではないと見ていますが、いづれ時がくれば崩壊という道すじをたどることでしょう。それは頭に入れておくべきことだと思います。

慌てるグリーンスパン

グリーンスパン前FRB議長がアメリカ経済は年末にかけ景気後退に陥る可能性はあるが、その蓋然性は低い発言。26日に景気後退の可能性に言及したが、それを「火消し」という形ともとれる発言。投資家や企業が株安のショックを吸収できるとの見方を示し、全般的に28日のバーナンキFRB議長の議会証言に近い内容となった。

*グリーンスパンは慌てて言い直しているが、もはや信頼性はない。うっかり発言なのか、やらせなのか。頼むよ、グリーンスパン君!

バーナンキとグリーンスパン

グリーンスパンが「米国経済が年内に景気後退入りする可能性がある」と発言すればこんどはバーナンキが「あらゆるデータを考慮しても、米経済の見通しに大きな変化はない。緩やかな成長が続くと予測している」と言う。その発言に市場は右往左往した。こいつら遊んでないだろうな。茶番のような気がしてきた。どうも相変わらずニュースに振り回されている。もう少し冷静に実態を把握しよう。今晩のNYダウがそれなりに上昇するようだと世界同時株安もとりあえず一息だろうか。A株のほうは落ち着きがないようだが。香港は状況によってはもう少し下げるかもしれない。個々人どういう対処をするのかはっきりさせたほうが良い。