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今回の調整をどう見るか?

嬉しいことに私のブログには色々な意見を言ってくれる人が多い。感謝この上ない。果たして今回の調整はどういったものなのだろうか。色々な意見がある。単なる健全な調整であり深刻に考える必要は無いとする意見もあれば、これは世界不況に繋がる深刻なものであるとする意見などさまざまである。

アメリカの抱える双子の赤字はもはや解消不能だろう。いつまでも今の状態が続くとは思えない。どこかで必ず清算しなければならなくなるのである。それは何時なのだろうか。それが世界的な通貨危機の起こるときだと思うのだが、審判の日が何時なのかは分からない。まだであって欲しいものである。

明言できないのだが、今回の調整について意見を述べなければならない。個人的にはハッチーさんの意見に近いですね。今回の調整はそれほど深くはならず、旧正月明けから春までが上昇期になると予想。この時点でH株指数12000~13000ポイントをつける。

その後5~6月が去年同様、鬼門になる。アメリカの景気減速がより鮮明になるのがこの時期と予想している。またA株市場のバブルの反動はこの辺で炸裂する。それと同時に香港市場にも飛び火し、かなり深刻な下げに転じる。アメリカのイラン攻撃も砂嵐の収まる春以降と判断している。恐らく重なるのではないだろうか。

ということで大きな下落相場は5~6月になったが、たぶんに感覚的な予想である。気になるのは今期の年金基金などの大型資金はまだそれほど動きは無い。株式市場も商品市場もである。これはなぜなのか?やっぱり深刻な下げが来るのであろうか。この辺が不安なのである。

世界的に見てジャブジャブマネーは行き場を失っていると思うのだが、要するにお金を刷りすぎなのだ。そのお金が一部の人間に集中しすぎていて過剰流動性を生み出しているのであって普通の人には決して十分いきわたっていない。非常に不公平なシステムである。世の中は本当に巧くいかないな。
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先週の金価格

1月  London    NY(COMEX)
22日  639.00    634.10
23日  642.50    645.90
24日  642.10    648.20
25日  651.75    650.70(4月限)
26日  645.50

平均  (627.76)

*しばらくこの辺に止まるのではないだろうかと予想しているが、果たして・・・。

先週の非鉄金属価格

銅価格は一応底を打ったように見える。このまま収まって欲しいものである。先日、紫金が海外のニッケル鉱山に出資というニュースがあったが、中国はニッケルは自給できないのでかなり海外に手を伸ばし始めている。そのせいもあってニッケル価格は堅調である。

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