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今日の下落をどのように分析するのか?

今日の大幅な下落は正直予想していなかった。ADRは随分上げていたので今日下落することは考え難かった。原因は何処にあるのだろうか。昨日のNYダウは順調にスタートしたが、FOMC議事録の発表で景気減速リスクが予想より大きそうだということから急激に売られだし小幅上昇に留まった。

その流れをそのまま受け継ぐように香港市場は高値警戒感から売りを浴びせられた。しかも出来高が結構大きい。H株指数のRSIは昨日の時点で87.58で過熱感は強い。テクニカル的にはいつ売られてもおかしくない状況だけに正常と言えば正常なのである。今日のH株指数RSIは72.23で少し沈静化されたレベル。明日はどうなるであろうか。今晩のNYダウは重要である。もし大幅に売られるようであると明日の香港も大きく続落する可能性が高いのではないだろうか。

もう一つ心配なことがある。銅価格である。昨日は大幅安でとうとうLME銅は6000ドルを割ってしまった。(6330ドル⇒5855ドル)銅価格は景気減速の先行指標と言われているのでアメリカの住宅市場の減速が顕著であることの表れかもしれない。

あまり悲観的になってもいけないが、十分に注意を払いながら行動するべきであろう。私はまだ強気のほうで良いのではないかと思う。ちなみに私はフルポジションのまま静観を決め込んでいる。
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商品(原油、ゴールドなど)の今後の見通し

各市場の今後の予想であるが、分かりやすかったので引用してみました。ゴールド、シルバーなど貴金属は短期でも長期でもブル。金銀鉱株でも同様。天然ガス、原油は短期ではナチュラル、長期ではブル。いわゆるコモディティは短期ではナチュラルで長期ではブル。S&P500やナスダックは短期ではナチュラルで長期ではいずれ弱含みベアとなる。ドルは短期ではナチュラルだが長期ではベアである。いかがでしょう。

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NYダウの初日はどうか?

■金融データ 1/3(水曜日)

【為替】(東京時間からNY時間終了までのレンジ)
  ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
始値  118.85  1.3273  157.74
高値  119.68  1.3291  158.05
安値  118.68  1.3147  157.08
終値  119.39  1.3170  157.23

【NY株式・債券】
NY株式3日(NY時間16:30)
ダウ平均  12474.52(+11.37 +0.09%)
S&P500   1416.60(-1.70 -0.12%)
ナスダック 2423.16(+7.87 +0.33%)

【商品】
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=58.32(-2.73 -4.47%)
NY金先物2月限(COMEX)
1オンス=629.80(-8.20 -1.29%)

*米ADP雇用統計(12月) 22:15
結果 -40千人
予想 +123千人 前回 +158千人

*米ISM製造業景気指数(12月) 4日0:00
結果 51.4
予想 50.0 前回 49.5

*FOMC議事録(12月12日開催分)
全委員はインフレリスクがなお支配的と判断。景気下振れリスクは従来予想より広範囲にわたる。委員は声明で住宅減速に「顕著」の挿入を主張。幾人かの委員は景気下方リスクやや拡大と判断。一人の委員は政策調整で両方向の可能性表明を主張。

*3日のNY為替市場ではロンドン市場の流れを引き継ぎドル高が進んだ。NYダウは朝発表のあった雇用統計が低調にも関わらず上げて始まる。しかし午後発表のあったFOMC議事録の辺りから下げ始めて元気がなくなっていく。ドル高もこの辺から落ち着きを取り戻したようだ。ADRは本日も好調で香港も上げるだろう。

*商品は全面的に軟調な感じ。原油と銅に元気がない。特に昨日のLEM銅の下げは凄かった。ゴールドもドル高に反応してしまい下落に転じる。