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下目線が続く米株

米株はもう少し下目線が続きそうだ。金利水準が高すぎることは厳しい。ゴールドもそうだが、こっちは売られながらも持ちこたえている。現金比率が高いことを考えると次に資金が流れ込む先はバブリー決定。今月から来月までは売られながらセクターローテーションが進むと見る。売られながらも持ちこたえている銘柄を見逃すな。
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亀裂が入るウクライナ支援

ポーランドのウクライナ向け武器供与停止は大きなニュースである。ポーランドのウクライナに対する支援は手厚いものだった。今それに亀裂が入り始めた。何事にもしがみついてくるウクライナに手を焼き始めている。ウクライナの穀物輸出がポーランドの経済にまで打撃を与え始めた。支援しているのに経済に打撃まで与え始めたウクライナに切れ始めるポーランド。なりふり構わないウクライナ。衝突は当然だが、西側の国同士にも支援疲れが見えてくる。いったいいつまで金を垂れ流すのか?我慢の限界は近づいている。この冬の気温が低いときは破滅の足音が聞こえる。

この冬のエネルギー価格は

円安のあらしでこの冬の日本のエネルギー価格は相当上がる。ガソリンはすでに凄いが、電気はもっと上がることが想定される。食料品の値上げラッシュも終わらないことが確定しそうだ。日本人の購買力は削られる。円安対策の必要性が高まっている。個人的には140円ぐらいが限界と思っている。もう通り越しているけど。

148円まで来た

円安かなり来てます。個人的な株価的にはそんなに変化はないんだが、円安の恩恵が半端ない。資産レベルとしては過去最高水準。円安で儲かってもそんなに嬉しくないという現実。それが株式投資家なのか。FOMCと日銀会合を前にじりじり動いていた。この後さらに動くのだろうか?150円?米国の平均年収は1100万円。約半分の550万円以下は貧困層に分類される。日本の平均所得は440万円ぐらいだったかな。このルールを当てはめると日本人の半分以上は貧困層になる。背景が違うからそうはならないけど、円安の影響は大きい。ドル円が80円なら妥当な感じにはなる。為替の位置づけは重要だ。

原油と金属資源

原油はOPECプラスいやサウジアラビアの減産が効いて上昇しているが、米国の思うようにコントロール出来ていない。これは今後の金属資源にも当てはまる。資源ナショナリズムからくる国有化やロイヤリティの上昇は将来の金属価格高騰を連想させる。金属資源の偏在性は原油以上である。しかも中国が絡んでいるだけにサプライチェーンの再構築は困難を極める。鉱山開発には探査を含めれば10~15年は軽くかかる。出遅れた時間は簡単には取り返せない。原油の様相を繰り返す気がしてならない。

全米自動車労組のストライキ

現在も続いている全米自動車労組(UAW)とビッグスリー(GM、フォード、ステランティス)の賃上げ抗争はストライキに突入した。内容が過激で日本ではありえないが、4年で20%の賃上げや生活費手当など物価の上昇が生活に与えてる影響が大きいことを示している。だが、すべてを飲んでしまったら将来的にビッグスリーはやっていけないのではないだろうか。後ろから迫るテスラは不気味である。EV車の採算性やインフラの整備の費用はまだかなりかかる。従業員が重荷になり始めている。やはりインフレが邪魔である。しかし、原油の再上昇を見るにインフレ率が現在の状態で高止まりする可能性が出てきた。今回のストライキ自体がビッグスリーの体力をも奪っていく。ビッグスリーは再度の破綻に向かう可能性が出ている。

先週の金価格

9月   London   NY(COMEX)
11日  1924.95   1921.80
12日  1908.55   1912.80
13日  1913.80   1907.90
14日  1901.75   1910.60
15日  1927.70   1924.10

*金利の高止まり感が強い中の押され感が出ている。あと1回はあるとの見方。良くしのいでいるとも言える。金ETFは6.38トン減と下り坂に戻る。落ち着きがない。

*金ETF残高976.38トン(09/17現在)exchange-traded gold securities

ついに米個人消費が息切れするか?

ついにコロナ預金が底をつき米個人消費が息切れする時が来るのか?今日はそんなニュースが流れている。今年、第4四半期からその兆候が出てくるという。ここまでソフトランディングに期待が高まっていたが、一転する可能性が出ている。クレジットカードや自動車ローンの延滞率が上昇しつつあるのも黄色信号。学生ローンの返済再開もネガティブ要因だ。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-11/S0SQWXT0AFB401?srnd=cojp-v2

米国もロイヤリティを取る

米国もゴールドや銅などの鉱山会社に対しての8%程度のロイヤリティを取る方向で検討し始めた。最もこの法案、共和党は反対しそうだと言う。まだ、ゴールドも銅も本格的な上昇は始まっていないのだが、チリやペルーなどの南米がロイヤリティの引き上げを始めたことも大きいかもしれない。ナショナリズムの台頭も影響してると思われるが、むしろロイヤリティはない方が国内の競争力の維持には有利なはずなんだが。

https://www.kitco.com/news/2023-09-13/New-Biden-mining-overhaul-could-impose-8-royalties-on-gold-copper-miners.html

原油の乱で世界は変わるか?

サウジの原油の減産は効いている。原油価格はするすると上がってきた。8月の米CPI予想は先月よりも高い。原油の影響は大きいと見る。気が付けば米国の味方は減っていることに気が付く。株式市場のつまづきは金利の長期高止まりを示唆している。原油の乱で相場は転換する可能性を起こしている。もちろん、悪い方に。ゴールドは逆風に耐えきると見る。